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第13話
清美side
朝仕事に行って少ししたら電話がかかってきた。片山からだ。
「どうかしましたか?」
「すみません、会長!叶斗達が商店街に行って巻かれました!!」
「は? 何していたのですか?なんのための護衛だと思っているのですか?GPSでとりあえず居場所を特定します。」
片山への処分は後にするとして、まずは叶斗達だ。何してるんだあいつら。GPSを確認すると彼らはティズニーランドにいるようだ。勉強もこのままじゃかなりきついのにサボるつもりですか、はぁ前に叱ったばかりなのにバカなのですか。ふふぅとにかく彼らは無事ですね。サボってまで行きたかったようなので今日は楽しませてあげましょうか。帰ってからの仕置きは別のしてですがね。今日は組で会議があるから全員集まるだろう。その時に報告しましょうか。
「きっよーみーん!会議疲れたぁぁ。慰めてよぉー」
「はいはい。そんなことより報告ですが、今日叶斗達が勉強をサボるようでティズニーランドに行っています。サボってまで行きたかったようなので今回は存分に楽しませてあげて、門限すぎても帰ってこなかったら迎えに行こうとおもうのですが、」
「きよみんの授業サボって遊びに行ったのー!バカじゃんwwww」
「バカですね。朝涼介が何かソワソワしてるなと思っていたらそう言うことだったのですね。」
「いいじゃないか。清美の授業をサボってまで遊びに行こうとする気持ち、かっこいいじゃねぇーか。サボる相手は間違えたがな。ははっはっははっ」
はぁ水谷こいつは、もう保護者の立場なのですが何を言っているのでしょう。
「そんな睨まなくてもいいだろーが清美」
「今回は私が全員に仕置きをするのではなく、
各自皆さんでお願いしますね。回数はサボったのが30回、無断外出20回それと仕上げで何回かあたりでいいでしょう。」
「道具とか使うー??」
「まだ道具は使ったことないので多分数回が使うのであれば限界だと思います。とのことで報告は以上です。」
数時間後
もう門限を過ぎているのに何一つ連絡もなく帰ってくる様子もうかがえない。とりあえず迎えに行き、車の中で電話しましょうか。
プルル、プルルル
「もしもし今日はティズニーランドは楽しかったですか?門限も過ぎていますよね。今向かっているのでそこから動かないでくださいね。皆さんにもお伝えください。各々覚悟しておいてくださいと。」
向こうはこちらがティズニーランドに行っていることも知らないと思っていますのでさぞ驚いたことでしょう。
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