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第370話 卒業旅行3 霧緒&宗太

「……」 「……はは。マジ笑える」 「……そっちこそ」 「あ、何かこうなること予定通りな感じ?」 「……まぁ……分かりやすいからな、こいつ。絶対車内で寝るって思った」 「ぷ、何か正面から見てるとさ、おかしくてヤバイぜ。萩生の寝顔が緩みすぎ~」 カシャッ 「……宗太、何撮ってんだよ」 「えー!んなこと言って、欲しいくせにぃ。クソ……写真写りもイケメンで嫉妬するわ。しかし……ぷ、遠慮なくお前に寄りかかって寝てる萩生がウケるわ。本当お前ら仲良しな」 「そういうお前こそ……コートを屋内の膝に掛けてやったりして、そんなに過保護だったけ?こっちだって、目の前のお前らが丸見えで引くんだけど……つか、屋内息してるか?」 「してるわ、ぐっすりよ。向かい合わせの座席なんだから仕方ないだろー。な?うちの屋内くん可愛いだろ?あ、これで俺らのこと撮って撮って~」 「……はいはい。……つか何やってんだ俺ら」 「えーんなこと言って、楽しいくせに。二人共爆睡してるんだから仕方ないだろ。ま、旅は始まったばかりだぜ」 カシャッカシャッカシャッカシャッカシャッカシャッカシャッカシャッカシャッカシャッカシャッ 「ほら、沢山撮ってやったぞ。良かったな」 「うっわー……連写サンキュー」 「つか、お前らってマジで付き合ってんのな」 「……い ま さ ら か」 「……見たことなかったしな」 「まぁ……そうだけど」 「……」 「……なんだよ。その目……やだぁ宮ノ内先輩が俺見て笑ってる~」 「いや、少し安心した。お前特定の恋人作らないかと思ってたし。……良かったな。大事にしてやれよ」 「……は、言われなくても大事にしてるわ!その上から目線やめろって。ほらほら、萩生くんがよだれ垂らしてますよ~」 「……ったく」 「なぁんか、そういう口元拭ってあげるとかさぁ、自然にして慣れてる感あるよなぁ。な?萩生のどこが好きなんだよ?」 「は?」 「まぁ確かに~可愛い系の顔立ちしてるよな。学校の女子にも人気あったし」 「……」 「……ってやだもしかして今ので嫉妬してるの?霧緒くん怖い!アホ。萩生に興味なんてねぇからその目やめろ」 「……ふん、別に……」 「ねぇねぇ~どこよぉ。教えて~宗太知りたーい」 「そう言うお前はどうなんだよ」 「え、俺?あー素直なところかな。屋内は素直過ぎて困る時もあるけどさ、そこがまた可愛いんだよなぁ~うんうん」 「……」 「……おい、引いてんじゃねーよ。ほら、お前の番だぜ」 「……」 「ほれほれ」 「……」 「……」 「……はぁ……そうだな……い」 「ンーーーーーー!もう……無理!食べられんぞぉ」 「「……」」 「………んぁ?」 「おっはよう萩生!ぷ……お前ちょぉっと起きるタイミング早いわ~」 「え、え?お、おはようございます?……いやぁ……夢みちった。ン?ン?今何の話してた?」 「なんでもねーよ……」 「あっはは」 「?」

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