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第378話 卒業旅行11*
霧緒
人気が少なくなる夜中の露天風呂は、ライトアップされ開放感もあって気持ちが良い。
露天風呂の隅っこに身体を沈め、ほわほわと温泉を一人で満喫する詩。
湯は透明感があり、ほんのりと赤くなった健康的な肌は隠しようがないくらい美しく、動く度に水面を揺らがせていた。
代謝が良く、滑らか肌な彼の肌は、温泉の効果もあるのか更に艶めいて見える。
他に人の気配はないので、のんびりと浸かっていられとてもリラックスしていた。
しかし、そこに誰かが入ってくる人の気配。
「おーいい湯だなぁ。んお?お兄ちゃん~お邪魔するよ」
「ん?はーい」
「いや~酒を飲んだ後の温泉は最高だね。はー生き返るわ。お兄ちゃん若い顔してるけど、学生さんかい?」
「えーと、そうでーす」
「はは!いいねぇ若いって。お肌ぴかぴかしてて……」
「あははー温泉効果かもしれないですねー」
「いやー!おじさんのよぼよぼの肌と偉い違うよ。……おじさんのお腹もいい肉ついちゃってさ。でも君はもっとお肉つけないと駄目だよ~筋肉もつけないと」
「あ、はい……」
「……ははは、本当、綺麗な肌してるね~。すべすべで羨ましいなぁ……ちょっとお兄ちゃんさぁ……一人なのかい」
「あ、はい。あの……えっとちょっとあの……俺そろそろ……上がるんで。うあ!」
「おっと、お兄ちゃん?大丈夫かい?……君可愛い顔しちゃって女の子見たいだね。肌白くてツルツルして……はぁはぁ……あ、すべすべで凄いね……お、おしりも可愛いじゃない」
「え!え!あの!……ちょっと」
「わ、どうしよう。お兄ちゃんの裸見てたら、おじさんのココ大きくなっちゃったよ?な、なんかエッチな気分になってきちゃったな……困ったなどうしてくれるの?おお兄ちゃん」
「え!俺知らない!もう出るし!……ってあ!や、ややめろっ」
「エ、エッチな身体してるお兄ちゃんが悪いんだよ?こんな一人でお風呂入って、おじさんのこと誘って……白いしあぁ……乳首もピンク色で、どれどれおじさんが舐めてあげようかな?んん?おやぁこっちも触って欲しそうだねぇ……ぐへへ」
「や!やめて!あ!……そんなおじさっ!や……!あんっ」
「はぁはぁ……はは、可愛いねぇ君。んーペロペロ乳首が美味しいよぉ。ツンツンさせてエッチだね。ほらほらここも可愛がってあげよう、はぁはぁ……じゅるじゅる」
「ああんっ!だ、駄目ぇっ!いやぁ……っ!」
「お兄ちゃん……ちょっと色っぽすぎな身体だねぇ。声もいい声でそそられちゃうよ。感度良すぎでおじさんたまらないなぁ……どどどうしようかなぁ」
「や、やだぁ!」
「やだって言いながら感じてるじゃないか。勃ってて可愛いなぁ……ほら先をこうすると、気持ちいいだろ?脚広げてごらん」
「あ……あ……っ!」
「はぁぁお兄ちゃんのココに入れたいなぁ。おじさんのチンチン入るかなぁ」
「いや!いや!大好きな霧緒のじゃないとそこは駄目!あ!あ!あーーーーーーーーっ!!」
……
って!
って!!!
絶対なるだろ!駄目だ!駄目だ!!
大浴場?露天風呂?んなとこ詩が入ったら、酔っ払いクソグロじじいに襲われるに決まってんだろ!!
そんな危険なところに詩をいれてたまるかーーーーーーー!!!
※以上、宮ノ内霧緒の妄想でした。
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