宗太 「ん、そんなに熱くないよ」 滑り込むように屋内が湯船に身を沈めると、小さなため息をつき伸びをしていた。 濡れた屋内の長めの髪は横に流し耳にかけていて、普段は隠れている右目が露わになっていてとても新鮮だ。 「はは！気持ちいいですね！最高！」 「そうだな。景色もいいし貸し切りだから他人気にしなくていいから、のんびりできるよな」 「そうですね。貸し切りじゃないとこうやって入れないですもんね」 そう言いながら、笑顔で肩に寄りかかってくる屋内は無邪気だし嬉しそうだしその顔の赤い頬がめちゃくちゃ可愛い。 思わず薄い肩に腕を回して濡れた頭をイイコイイコしてしまう。 こめかみや耳たぶに触れ肩を撫でるだけで幸せな気持ちになり、改めて屋内のことが好きだと実感せずにはいられない。 「屋内、ここおいで」 ふわりと抱きしめ屋内を自分の膝に乗せてる。 後ろから腹に腕を回して身体を密接させた。 「わ！せんぱ……」 「んーこれ幸せー。つか癒されるわー」 「は、はい。ででも先輩のが、あた当たっててあの」 「はは、そう？気にするな」 動揺する屋内もまた可愛くてその当たっているモノをわざと押し付けると身体を固くして恥ずかしがるのがまた良い。 同じ男なのに俺の足と違う細くて白い足は透明感ある湯に揺らいで綺麗だ。 この足を身体を組み敷いて思い切り甘く気持ち良くしてやりたいと思う。 「あの、先輩……」 「んー」 「僕触って欲しいです」 「……」 「……」 「ん？」 「胸……とか触ってもらってもいいですか？」 「……いいよ。こう？」 恥ずかしがりながら胸を触って欲しいなんてこの子は何を言ってるんだ。 と思いつつも断る理由なんてないから喜んで触れてやる。 湯船の中滑らかな肌を優しく撫でてやると、うっとりとする恋人の表情が色っぽい。 ……いや、しかしここではあれですよ屋内さん？ そんな顔されたら予定が狂うからちょっと…… そう焦りつつも屋内を触る手は止まらず、胸の先を刺激してしまう。 次第に変化していくピンク色の突起はピンと尖って湯船の中で小さく主張していた。 「触ってもらうと……気持ちよくてとっても嬉しいです」 「うん、そうだね。気持ち良さそう。こんなにツンってしてるし」