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第393話 卒業旅行26 食事の後は R18
玲二
ずっと思っていた。
学校でも後輩にも人気があって、誰にでも好かれる好感度抜群の菊池先輩だ。
僕みたいな平凡な男の子と付き合ってくれているなんて、よく考えてみたらありえない。
ありえないって思うけど大好きだ。
付き合っているのは事実だし、先輩を想う気持ちは本当だ。
好きだけど……好きだけど本当に好きでいてもいいのかな。
自分に自信なんてないけど、僕のこと好きでいてもらいたいから先輩の為に頑張りたいって思う。
僕とするセックスが気持ちいいって思ってくれるなら、先輩の好きにしてもらって構わない。
「釣り合う釣り合わないって誰が決めるのかな」
「あ……せんぱ……っ」
急に睾丸を揉まれて腰がひくつく。
やわやわと繰り返されれば気持ちが乱れてはじめてしまう。
「だって……」
「だってじゃないでしょ。呆れちゃうよ玲二くん。俺のことなんだと思ってるのさ。」
「……ぁ」
「他人がね、どう思うかなんて関係ないでしょ。釣りあっていようがいまいが俺は玲二のことが好きだよ?」
「だって……僕は先輩みたいにカッコ良くもないし、モテるっていうか人気があるわけでもないから」
「あははそれ今さら思うこと?だから信じられないの?おかしな子だなぁ。今ね、俺の目の前にいるのは誰で、玲二の前にいるのは誰なの?」
「え……えと先輩の前には僕がいて……僕の前には先輩が……います……」
「だよねぇ。で、俺が今手のひらでにぎにぎ握っているモノはなぁんだ?」
「ひぁ……っ!せんぱ……あんまり動かしちゃ駄目です……!」
「ね、なぁんだ?言ってよ玲二」
「は、は、あん……っ」
ただ僕のモノに触れていた先輩の手が急に動き始め、僕の陰茎をこすこすと刺激する。
それに合わせるように菊池先輩が色っぽく近くで囁くから、どうしようもない緊張感に襲われ動揺してしまう。
意地悪そうな瞳は、あくまで優しく僕を見つめていて、何故か泣きたくなる。
「玲二くんー?」
「あ、あの僕の……っ僕の……ちんちんですっ」
「あははだよね?形変わってきたねカワイイ……見えるように浴衣の裾ちょっと捲ってくれる?」
「はい」
ドキドキしながら自分の浴衣の裾を持ち上げ、自分の興奮したモノを先輩が見えるように晒して見せた。
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