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第395話 卒業旅行28 食事の後は R18
宗太
男が男のモノを口でするって有り得ないし、今のこの状況も信じられなかった。
自分からしといてなんだけど。
今までのセックスで玲二は当たり前のようにフェラをしていた。
なのに自分はしなかったのは、ぶっちゃけ踏み込みたくない行為であり抵抗があったからだ。
好きだ好きだと言っていても、思っていても所詮男同士の特殊な恋愛だ。
本心はどこかで境界線を作り、正常に戻れる逃げ場所を確保していたかったんだと思う。
女みたいに男のモノを咥えるなんてできない。
これをしたらもう元には戻れないと思う卑怯な自分がいた。
……
……くっそ……俺って馬鹿だなぁ。
ごめん……玲二。
いつも全力で俺のことを思ってくれている恋人に申し訳なくて、自分を殴りたくなった。
こんなに好きなのに何を躊躇ってんだよ。
玲二の事を大事だとか好きだとか言っておきながら、結局自分のちっぽけなプライドを守りたかっただけなんじゃねぇか!
チュル……
熱くて硬くなったモノを玲二に見せつけるように舐め上げると、真っ赤になって泣いている玲二の顔がそこにあった。
ほとんどパニックで震えているようで全身が強張っている。
ははっ……
「玲二のおちんちんさ、とっても甘い……美味しいよ」
「え……ええええ……!ひえええ!そんな……せんぱ……いぃ」
「ほぉら、泣いてないでちゃんと感じてね?わかった?」
「っ!!!!」
甘くはないけど美味しい……舐めたいし気持ちよくしてあげたい。
それくらい玲二のことが愛おしくてたまらない。
恥ずかしがるその顔がもっと見たい。
もっともっとだ。
いつもどこか余裕のある玲二をどろどろに追い詰めて追い詰めて、崖から突き落としてやりたいと思った。
さあ!
いっつもこっちが落とされてんだから、今夜は一緒に落ちようね?
玲 二 く ん !
羞恥に耐えるその顔を見ながら、見せつけるように愛撫した。
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