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第408話 卒業旅行41 おかしな二人

霧緒の機嫌を直す攻略法…… そんなのあったっけ? 気持ちよくさせるはずが、逆に気持ちよくされていて、さっきから身体が攻められ続けている。 なんでこんなにも気持ちいいのか……テクニックは勿論なんだろうけど、きっと相手が霧緒だからだ。 好きな人に触って貰えることが幸せで嬉しい。 霧緒もそう思ってくれていたら尚嬉しいんだけど……だけど俺は翻弄されるばかりで、喜ばせるテクもないし、霧緒みたいに魅力的でもない。 どうしてこんなカッコいい人が俺の彼氏なんだろう?と今さら考えてみたりする。 この先ずっと俺と一緒にいてくれるのかな?10年後20年後も一緒にいるの?いないの?そんなことを思ってみたら切なさがとまらなくなる。 俺……霧緒がもし俺から離れていないくなったらどうなっちゃうのかな…… そ、そんなの嫌だぁ…… 冷たそうに見えて冷たくない。 話しにくいようで話しやすい。 好き嫌いなくて作ったご飯は全部たべてくれるし、苦手な勉強も分かりやすく教えてくれる。 俺のテンションが上がってもいつも冷静で真顔で突っ込みしてくれる。 そんな落ち着いた雰囲気も好きだ。 寝顔もそうだけど、笑うとちょっとだけ幼く見えるところも可愛いし、もっと笑って欲しいなって思う! それに色っぽい顔だしその通りエッチだし…… もっともっと一緒にいたい。 一緒にいるだけ。それだけで俺の心の隅っこにある「寂しい」って部分が埋まるから。 「霧緒……ごめん……」 「……」 「さっきの思い出せなくて無責任でごめん。……だけど俺は霧緒のこと離さないから!」 「……は?」 「謝っても駄目かも知れないけど……霧緒がムカついてるのわかる。それに、俺エッチ下手だから霧緒のこと気持ちよくさせてあげられないし。だけど、これから先っ!頑張るから」 「頑張るって……何を?」 「エッチに決まってるじゃん!この先霧緒が俺とのエッチ飽きてしまわないように、捨てられないように、もっと色々なテクを覚えて頑張るから!」 「……ん、うん」 両手を背中に回し、思い切り霧緒に抱き着いた。 互いの間に隙間がなくなるくらいぎゅっと。 うう……!好きだよー!! 相手から伝わる体温がこんなにも気持ちよくて癒されて俺の心や身体すべてに染みてくる。 染み染み!!と思った瞬間、おでんのがんもとか、肉じゃがの美味しいやつが無駄に脳内を過った。

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