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第433話

「え、何……仲島デェズニーランド行きたいの?」 「萩生……もう俺のことは仲島じゃなくて、なっちって呼んでくれ」 「……な、なっち」 「はーい!俺も萩生のこと詩って……あ……嫌……大丈夫。萩生でいいわ」 「どっちでもいいけど。なっち、もしかして今の聞いてた?」 「聞いてた聞いてた。耳をダンボにして聞いてたわ。そのメンバーの最後の一人は間違いなく俺だろ」 「えー玲二にしようかなって思ってたんだけど」 「わ!ひっど!クラスの女子からのお誘いなんだから、クラスの男子が優先だろ~!屋内とは行く機会なんて山ほどあるだろー!別で行け別で!今回は絶対俺だよ!ほら俺って気が利くから、そういうラブな気遣いできるし、結構イケメンだと思うし!」 「へぇーーーそうか~~~」 「…………あのさ、萩生って絶対イケメンレベル高いだろ。基準が絶対宮ノ内先輩」 「え!そんなことはっ!」 「そんなことだろ~。あんなの基準にされたら世の中の男子は困るんだよ!俺だって意外といい線いってるんだからな。っておいマジで驚くな凹むだろ」 なっちは俺よりも少し背が高くて、髪はやや短め。 笑うと八重歯が印象的な奴だ。 一見クールに見えるけど、よく喋るしとっても気さくな奴だった。 「まぁ、いい線いってるのなかぁ~」 「そうだろ。そんなんだぜ~」 「そうだなぁ。確かに玲二とはいつでも行けるし、今回はなっちでもいいかぁ~」 「なっちでもっていうところワザと言ってるだろ!行く行く絶対行く~~」 「はいはい、分かったよ。一応俺もまだ行けるか分からないけど、行けそうだったら一緒に行こうぜ」 「おー!そうこなくっちゃ!よろしくー!」 なっちはこれまた嬉しそうな笑顔で喜んでいて、チャームポイントの八重歯が可愛い。 確かになっちは気が利くし、女子受けも良さそうだ。 玲二とも行きたかったけど、違う日に計画して行けばいいか。 ……ってさてさて、篠島に聞く前にまずはあの人に聞いてみないとだなぁ。 あの人とは勿論、俺の彼氏である宮ノ内霧緒だ。 …… えーっと? もしかして……ハードル高めかなぁ。

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