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第500話 *

霧緒 「……」 「……俺、頭固いし?器用なことはできない。詩に執着するし、根に持つだろうし束縛するかもしれない……つか束縛はする。浮気なんて絶体絶対に許さない。遊び半分で俺の事捨てられるとかされても無理……マジ無理……」 「……キ、霧緒……くん?」 「……」 好きになって告ってフラれて、その後詩の本当の気持ちを知ることが出来て、柄にもなく浮かれたあの時……初めて詩とセックスした時に言われた言葉が脳裏に蘇ってくる。 正式につき合うことになった時、詩に言われたあの言葉。 「だ か ら ……この先も俺と……つきあう気があるか……って聞いてる……の」 「え…………そ、それ……ちょちょっと……耳元で囁かないで……は、恥ずかしいから……」 「………ははは。顔……あかい」 「……つき合う……つき合う……つかつき合ってんじゃん!いっぱい束縛………過ぎも困るけど……う、嬉しいし……霧緒……大好きぃ~~」 「俺も……大好き」 抱き合いながら、互いのおでことおでこをくっつけてこっそりと笑い合った。 たまらず詩の顔にキスを落とす。額に瞼に鼻に頬に唇に……優しく何度も…… 「…………ン……ンん……」 恋人と抱き合いながらキスをしてみれば、お互い体温が上がってくるのは自然なことだ。 キスだけじゃ足りない……もっともっとその先が欲しくなる。 キスをしながら詩のパジャマの中に手を滑りこませて尻を撫でる。 きゅっとしまった尻で、揉みたくなってしまうし揉むと興奮してくる。 「ひぁ……っ!」 「ほら、詩。脱ごうぜ」 「ぬ、脱ぐって……っうひゃ?」 詩の上に覆い被さる形になり、詩を見下ろす。詩は寝るときはいつもチェック柄のパジャマを着ているので、まずはそのボタンを外してやることにした。 ゆっくりひとつひとつ外していくと露になる胸や腹は自分よりも薄くて華奢だ。 首から鎖骨のラインから漂う色気は一年前にはなかった筈。 ……乳首エロ…… ボタンを全て外して舐めるように上半身を眺めた。 ま、実際これから舐めるけど…… 「……えっとあの……そんな見られると恥ずかしいですが……が……が……」 「ん?………」 顔を赤らめながらこっちを見てくる詩は可愛がりたくなるし虐めたくもなる。 そういう潤んだ瞳は、これからする行為に期待しているんだろうと思ってしまうんだけど…… 指先で胸元に触れ、胸の小さな先を優しく撫でてやる。 「はぅ………」 「……」 乳首をゆっくり攻めた時の詩の反応を眺めて楽しむ。 少しずつ立ってくる乳首と、ムズムズと感じ始めて唇をきゅっと閉じる詩が可愛らしい。

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