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第8話

「ご飯つぶ。…ついてる」 先輩の長い人差し指には米粒が… なーんと微笑みながらぱくっと食べてしまった。 その食べ方もなんなのエロい。 ちょ ちょ それ! 俺の米!!! くっ 食った!!! 食いましたよっこのエロ先輩!! 「し、失礼しました!」 宮ノ内先輩とたぶん友達だろう一緒にいた先輩にきちんと挨拶し、5倍速くらいでその場を立ち去る。 ドッキンドッキン 「う、うた…!きちんと説明しろっ」 「は、はいっ!」 校庭と校舎の間にあるベンチまで逃げてきた。 玲二も俺も顔は真っ赤だ。 「…はぁびっくりしたー。あれ噂のイケメン先輩だろ?」 「そ、そうだね」 「なんで詩のこと知ってんだよ」 「ああ…はい…それは」 玲二にはちゃんと説明しておこう。 家が隣通しなこととか…挨拶くらいの会話をしたことがあるとかそういうの。 「…ふーん。そっかだからか」 「はい、…悪気があってではないと思うんだけど」 「あの先輩本当無駄にエロいなー。まじ急に来られてびっくりした」 「うん俺も」 「カレーが鼻からでそうだった」 「あはは俺、弁当の味覚えてない」 「噂どおりカッコよさ半端ないな。つか醸すオーラがエロい」 「うん」 「生まれ持ったエロさだなあれは」 「ですな」 「後ろにいたやつもイケメンだったぞ」 「まじで?全然わからなかった」 「イケメンの友達はイケメンだな」 「ぷっ なにそれw」 「絶対遊ばれてるなお前」 「だよねー」 「まぁ、頑張れよ!僕を巻き込むな☆」 「なにそのエール」 そして 教室に戻るとクラスの女子からの 質問攻めにあったのは言うまでもない。

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