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第11話
あの食堂での宮ノ内先輩とのやり取りをやっぱりクラスの女子に聞かれた。
凄いな女子。
宮ノ内先輩がお隣さんだってことは隠して何故話しかけられたかはわからないで突き通した。
「からかわれただけー?」
「ちょっと萩生のこと知ってる感じだったけどね」
「先輩に話しかけてもらいたいなー」
「ねー!私たち遠くで見てるだけだもの。先輩女子怖いし」
「怖い。絶対接触とか無理」
「でも宮ノ内先輩と菊池先輩二人
そろうとちょーいい!!」
「二人モデルみたいだよね」
「目の保養」
「まあ、カッコいいとは思う」
「でしょー!萩生わかるね!男から見てもあのエロさはやばいよね!」
「あのエロさは持とうと思ってもゲットできないと思う」
「うんうん。エロさ…萩生にはないね。可哀そう」
「大丈夫!可愛さ爽やかさで頑張って!!」
「そそ!萩生には可愛さがあるから!いけるよ!あはは」
あははじゃねぇ。
バンバンって背中叩かれて意味なくなぐさめられたんですけど!
「…女子すごいな…」
盛り上がる女子を眺めながら呟く玲二。
「玲二!俺もエロさ欲しい!」
「いや、お前は無理だろw」
「そしてモテモテに…!!…なれる自信がありません」
「だろ?イメージできないだろ?俺たちには無理だ」
生まれ持った才能なのでしょうか?
たぶん俺とは違う成分で先輩はできているんだろう。
そう思った。
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