46 / 506

第46話

… 萩生の手が胸に触れる… 「あ…っん…」 パチン… ? ????? ????! 自分の胸を確認すると先ほど空いていたブラのフックがとめられていた。 フックだけではなくシャツのボタンも萩生の手によって下から上の順にとめられていく。 「ちょっと?!なにしてって…!うっ!」 ついに無理やり一番上まで一番上はいつもは外してるから、 …苦しい… 丁寧にリボンまできちんと着けてくれた。 萩生を見ると酷く不機嫌そうだ。 「先輩…」 「な、何…よ」 「…い い 加 減 に し て」 萩生の眉間にしわが寄る。 「…え?」 「え?じゃない!なんだよっ!こんなことしてっ!!」 「な、何よっ!いいじゃない!好きな人に迫って何が悪いのよ!減るもんじゃないでしょ!抱きなさいよ!」 「ふっ!ふざけんなっ!!!」 「!!!」 なんか萩生キレてる? 「…嫁入り前の娘が!何してんだよっっ!!」 … 「緑川先輩は…頭いいし美人で可愛い…とても魅力的だと思う!才色兼備だって憧れるってクラスの女子も言ってる!!もっと自分を大事にしろよ!!こんなふしだらなことしてっ自分の価値を下げてどうすんだよっ!!」 … 「女の子なんだから!!!…こういうことは…もっともっと!大事な時のためにとっておきなさいっ!!」 「…は…はぃ」 思わず返事しちゃったけど えーなにこれー なんで私こんなに怒られてるの?

ともだちにシェアしよう!