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第55話 R18

先輩が何かを手にする。 ぐいっと両足を引っ張り俺の足を開かせる。 「ちょ!」 誰にも…って自分も見たことない部分が丸見えになる。恥ずかし過ぎ… 「ここに使うローションね…用意しておいてよかった」 い、一体いつから用意していたの!! 手のひらにその液体を垂らし俺の閉じたそこに指先をヌルリと入れ込んでいく。 …やっぱりここを使うんだ… ちゃんとした知識はないけど…何となくは理解してた。 俺の身体は当然といったように侵入してくる長い指に抵抗する。 「痛くない?」 「…ん…大丈夫…」 けど…すごい…違和感。 先輩の長い指は奥まで侵入してきて何かを探すように蠢いている。その間俺の胸の突起を吸い付け舐め上げていく。 「…んっ」 身体の柔らかな部分を舌が這う。 指を二本に増やされれば圧迫感に襲われる。 「あ…あ…へんな感じ…」 先輩の指は絶えず肉の内側を刺激していてネチネチ嫌らしい音が響く。 「どこだろう…」 先輩はもう一つの手で俺の陰茎をさわりはじめた。 「ちょっ!もうそこ…いいから…!!!??ああっ!!?」 急に別のしびれに襲われ身体が跳ね上がる。 先輩はその反応を見て侵入させている指で同じところを擦り始めた。 下半身に強い刺激が生まれ支配しはじめる。 我慢できなくて刺激を逃そうと足がシーツの海を掻く。 「う…はぁ…ああん…!」 「ここか…」 「こ…ここって…なに…」 「詩の前立腺の場所…気持ちいいとこ。もうちょっと慣らそうね」 ローションを足され更にぐちぐち卑猥な水音がしはじめる。なんかいやらしい音… …もう…意識が身体も溶けてしまったみたいにぐにゃぐにゃだ。 指は三本に増やされ圧迫感で息苦しい。 唾液が垂れるのも気にならないくらい互いの舌を絡ませる。 先輩の表情が色っぽくて…とても苦しそう。 ああ…その表情…好き… 「…先輩…もう…いいから…」 「駄目…詩が痛い思いするから…」 「もういいから…しよ…」 「…」 「痛くないから…先輩の…入れて?」 「あー!!!!…もうっ!煽るな!!」 キレた! 詩の両足を抱えられ大きく開かせる。 先輩の熱を持った先端がそこに押し付けられた。 「…ゆっくり入れるから」 「ん」 肉をめきめき掻きわけ先輩が侵入してくる。 今までと全然違う質量に期待と不安が入れ混じる。 はぁあと息を吐く。 すごい…苦しい…先輩を見れば先輩も苦しそうで…心が切なくなる。 苦しそうな先輩もカッコいい…とか思ったり。 体内の質量が増す。 「あっああ…!!!!」 「く…」 何度目になるのか忘れた口づけ。もうそれだけで満たされる。 汗で濡れ乱れた先輩の前髪をかき分ければ熱を帯びた綺麗な瞳が現れる。 「…詩」 「ん」 「…ヤバい…詩の中…すっげー気持ちいい…」 おでこをごちんと擦りつける。 「…動くよ」 「うん」 先輩はゆっくり律動しはじめる。 そのたびに内臓が飛び出しそうになり苦しい。 何度か繰り返すとびりびりと身体がのけぞり始める。 「う…はぁ…んんっ!!」 「…は…!」 先輩は詩の腰を高く抱え込みさらに深く突き上げてくる。 「く…ごめんっ…抑えられない」 「あんん!!…くぅ…んんっ!!!」 圧迫感と今までにない刺激で目がチカチカしてくる。ごりごりと詩が感じた場所を刺激されれば脳内は真っ白だ。 眉間にしわを寄せ先輩の息遣いは荒々しい。 「はぁ…うた…」 先輩の手が再び俺のに触れ刺激し始め…指の腹で亀頭をぐりぐり弄られれば快楽が襲ってくる。 「やぁっ!!!…あんんんっ!」 同時に刺激を受ければひとたまりもない。 「くっ…!!」 先輩が喘いだと当時に俺も達してしまった。 それと当時に俺の中で感じる温かさ。 先輩も一緒に達したみたいだった。

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