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第60話

その後、当然俺は不機嫌で…。 昨日したせいで身体が痛むのに…さらに痛くなってしまった。 あそこ…腫れたんじゃね? 全身が重い…特に腰が。 信じられないんだけど! 「先輩…馬鹿…!」 優しい笑顔で沢山のキスを顔中にされてしまえば怒りがぐらついてしまう。 カッコいいその顔ムカつく! 本気で怒りたいのに怒れない自分がいる。 うあーもう!…やっぱり好きー!! ばあちゃんが帰ってくる前にわたわたに風呂入る。 「う…はぁ…」 中出しの処理を先輩が丁寧にしてくれた。 「やっぱりこれ…恥ずかしい…」 「だって自分じゃ出来ないでしょ?ちゃんとやらないとね。具合悪くなられても困るから」 「それはそうだけど…」 「俺しか見てないし?」 だから恥ずかしいんでしょー!! って心でつっこんでしまった。 「でも先輩…本当やめて!…昨日初めてして…また今日もって俺っ身体がもたない」 ぶーたれて抗議しました! 「…ゴメン。詩のこと好きすぎて我慢出来なかった」 「!……」 もう! ぎゅっと抱きしめられる。 先輩に髪も洗ってもらうと幾分気持ちがスッキリした気がする。身体はやっぱり痛くてダルい… 「詩ー!?帰ってるの?あらお風呂ー?」 ! ばあちゃんの声がして心臓が跳び跳ねる。 わー!!わー!どうしようっ!! 先輩も俺も素っ裸でさっきまでエッチしてたし、あんなことこんなことしてたからむっちゃ動揺!! 先輩は落ち着き払ってタオルで身体を拭いている。 「先輩!ばばばあちゃんっ!帰って来ちゃった!!」 「ん、ちゃんと挨拶しないと…ね」 チュッとおでこにキス…してる場合じゃない! 洗面所のドアを少し開け、 「お邪魔してます!霧緒でーす!すみませんお風呂お借りてまーす!」 先輩は俺を後ろから抱きしめながらばあちゃんに聞こえるように大声で叫んだ。 「あら?霧緒くん?」 「詩も一緒でーす!すみませんコーラ噴かせて…俺らコーラまみれになったんでシャワーお借りしてました!」 先輩がニヤっと笑いながら俺の髪の毛をわしわし撫でる。 ちょちょっと! 俺の腰の辺りに先輩のあれが当たるんですけど!! 「まあまあ!服も洗わないとじゃない?」 「シャツ…汚れたんで入りながら洗いましたー」 首筋にキスをする。 「そうーじゃあ詩ー!乾燥かけておきなさいね」 「は、はーーーーーいっ!!」 ばあちゃんはキッチンにいるみたいで、 声だけのやりとりだったけど…あ、焦った。 シャツ…シャツ!洗わないと! …… 「…いつまでしてるんですか…先輩」 俺の首筋にかぶりついてる先輩の頭をポンポン叩く。 「もうちょっと…」 「ダメダメ!あー着替え先輩ないですよね?どうしよ」 「ジャージ、カバンに入ってる」 「じゃ、俺上から荷物持ってくる!」 バスタオルを腰に巻いて二階に。 か、階段!マジ辛い腰痛い! 先に着替えを済ませ、先輩のカバンを抱えて洗面所に向かった。 ささっと着替えを済ませた先輩は、ばあちゃんに改めて挨拶した。 「すみません。有り難うございました」 「いいえ、その様子だと二人仲直りできたみたいね。よかったわー。またいつでも泊まりに来てー」 「嬉しいです。有り難うございます!」 「先輩ーシャツ乾いたら届けるー」 「ん、よろしく…」 ジャージ姿の先輩もカッコいいなー。 立ち去る後ろ姿を見てると寂しさが込み上げる。 …隣に住んでるのにね。 すぐ会える距離なのにね。 身体はダルいけど、心はとても満たされていて幸せな気分だった。

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