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第63話
何とか終わったのが9時前…
「…こんなに時間掛かるとは思わなかった」
って先輩が不憫そうな視線を俺に送って来たけどどうでもいい!
「先輩っ!お腹空いたーー!」
「うん、じゃ夕飯にしようか」
「やったー!」
リビングで二人夕飯にする。
ちゃんとスープも用意してあってそれを温め直す。
「まぁ、今日はこんなもんかな。詩…お疲れ」
「…頭の中もう何も入らないよ」
「やれば出来るんだから勿体ない」
「先輩…もしかして勉強好き?」
「まぁ…必要なことを知るのは嫌いじゃない」
ほーそこからして違うんだな俺と先輩は。
「いただきまーす!」
勉強の後のご飯は格別だー!!
超うまーい!幸せ!
また先輩と一緒に食べてるから幸せ倍増だ!
「詩、この後一緒にお風呂入って一緒に寝ようね」
「はーい!………ぶーーーっ!!」
「ちょっと…米粒飛ばさないで…」
「げほっなななな?今なんて?」
「風呂入って…寝ようね?」
「…な、何故…」
「何故って…そりゃ恋人同士だからだろ?もう勉強終わったし。このまま帰ろうと思ってたわけ?」
「えーと…だけど…」
「…詩は俺と一緒にいるの嫌?俺は詩と一緒にいたいし…もっと詩に触れたい…」
先輩の綺麗な瞳が真っ直ぐ俺を見詰めてる。
艶っぽくてエロい。
そんなの言われたら断る理由が無くて困る…。
「そ、そりゃ…一緒に…い…いた……ぃ…」
「いたい?」
「…い…たい…」
「んじゃ決まりー♪」
先輩はにっこり笑顔でご飯を再び食べ始めた。
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