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第92話

宗太 「玲二が……学校に来てないんだ…」 「……風邪?」 「3日も……休んでるんだ」 「へぇ……………」 「風邪じゃないらしい。でも風邪じゃないのに学校休んでるっておかしいだろ!?」 「そうだな。何かあった?持病とか身内に不幸とか?」 「そんなの聞いてないよ」 「………………」 萩生と霧緒の会話に耳を傾ける。 校庭脇のベンチで、昼休み三人で飯だ。 今日は俺と霧緒と萩生の男三人で、萩生が用意して来た弁当を食ってる。 弁当すげー上手い。 萩生、奥様か? 屋内のことは実は俺も凄い気になってた。 あいつ3日前からゲームに全然ログインしてない。 テスト期間でもないのに、ログインしないのはおかしい。 マジで何かあったのか? こっちは避けていて、特に連絡もしていなかったからなぁ。 「でさ、事情を直接会って聞きたいから玲二の家に行くって言ったんだけど、俺は絶対来るなって言われてさ」 「来るなって……」 「俺は来ちゃ駄目だって」 「なんで?友達なのに?」 「んあ……まぁ……理由は聞いてんだけどさ」 「理由って?」 「……」 ? 萩生は言いにくそうにしていて、なかなか訳を言わない。 なんだ、どうした。 「ほらほら喋らないと、いい解決策でないぞ」 優等生な霧緒が促す。 「……えっと。玲二に弟がいるらしいんだけど、そいつがさ、男………が好きなんだって。誰にでも手をだすクソだから、俺は絶対来ちゃ駄目だって」 ……マジか……どんな奴よ。 「詩、絶対行くな。はいこの話終わり」 霧緒が即答する。 「ちょー!それ解決策になってねー!!」 「じゃあどうすんだよ?俺が行っても意味ないぞ」 霧緒と萩生のやり取りを傍観してる俺。 …… あーはいはい、わかりましたよ。 「じゃ、俺が行くしかないってことだね」

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