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第119話 R18
「…んんっ!」
霧緒の顔が近づいたと思った瞬間、唇を塞がれた。
ちょっ…!!
マジ真剣に考えて来たのにほとんど言えてない!
ふて寝してやろうと決めてベッドに、寝転がったけど全く眠れず、逆に頭が冴えてしまった。
自分なりに答えを出したら直ぐ霧緒に言いたくて、窓開いてるの知ってたし、ショートカットして来てしまった。
何故か途中でストップかけられたしっ!
久しぶりのキスは熱くて全身が溶けてしまいそうに気持ちいい。
ねっとり絡み合う舌が口内で卑猥な水音をたて、飲み込めない唾液が溢れてくる。
「…はぁ…ん…はぁ…」
「はぁ……詩……凄いエロい顔…」
「…そ、それは…そっち」
つーか!乱れた前髪の隙間から見える瞳がギラギラしてて凄いドキドキしてる自分がいる。
獣です。けも!
ぞぶりぞぶり喰われるよ…!
いや、これから違う意味で俺食われるんだけど!
そう思うだけで、ぞくぞくしてくる。
あわわ…どうしよう!マジカッコいい!!!好きーーーーー!!!
「よだれ垂らしてイヤらしいな……詩」
耳を首筋を舐め回しながら、霧緒の指がシャツの中に侵入し、腰に背中に触れていく。
そしてあっという間に脱がされてしまった。
暑いとか寒いとかもう関係なくて、ただ抱きしめられ伝わる霧緒の体温が心地好かった。
霧緒の肌は少し汗ばみしっとりしていて滑らかだ。
彼のいい匂いだけでくらくらと幸せな気持ちになる。
ベッドの上でお互い向き合い、唇を堪能する。
角度を変え、舌を絡め合い歯列をなぞる。
二人の息遣いと溢れる水音がやけに響く気がした。
胸の突起を指先と舌で弄られると、背中がゾワゾワして下半身がみるみる変化していくのが分かる。
…って、キスしてる時点でもう反応してるんだけどね!
「…はぁ…はぁ何かもう…もたないよ…」
「え、早くね?」
ぐいっと下着ごとスウェットを剥ぎ取られ全裸にさせられた。
霧緒もあっという間に脱いでしまい、綺麗な身体が露になる。
あそこ…凄い勃ってる。
胸が高鳴り興奮している自分がいた。
「ね…霧緒、キスマークつけていい?」
「どうぞ……どこでも」
両肩に手を這わせ滑らかな肌の鎖骨に吸い付く。
ちゅっと吸い上げるとうっすらだけど赤い跡が残った。
「もっと強めに吸わないとつかないよ」
「う、うん。結構吸ってんだけどな……うぁ!」
硬くなっている俺の半身を、いきなり優しく握られ揉み込まれてしまい……うあぁ…キ…キスに集中出来ないんですけど!
こいつのこういうところ意地悪!
「ちょ…待って!…キリ……っ!」
「詩くん、いっぱいつけて?キスマーク」
ニヤニヤする霧緒にしがみつきながら首に鎖骨に胸に吸い付き、必死に跡を残していく。
やけくそになって途中何度かがぶりと噛んだ。
その間も尻を揉まれ、俺の股間を霧緒の指が撫で回し、先からだらしなく蜜が溢れ濡れまくっている。
「はは……腰が気持ちイイって言ってる。ね、キスマークついた?」
「うあ…んん…ついた?かな……つか……あ……よくわからない。だって……うああぁ、気持ちイイ…ヤバい………」
「手がいい?口がいい?それとももう挿れたい?」
「ん……はぁ…あの……口がいい…で、あの俺も…霧緒のに…したい…口で……」
「…」
霧緒が一瞬停止したけど、すぐにエロ顔が復活した。
妖艶過ぎて怖い。
「へぇ…どうぞ……」
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