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第122話

はぁ……はぁ…… もう…… うああ強い刺激と恥ずかしさで射精し、霧緒の手を汚してしまった。 膝がガクガクいってる。 身体が熱くて汗が的割りつく。 でもまだ霧緒はイってなくて、襲い来る律動の刺激に耐えた。 もう身体が溶けてぐにゃぐにゃで、こんにゃくみたいだ。 霧緒のが内側の壁に擦れるたび、おかしな感覚に襲われる。 こんな姿、恥ずかしくてたまらないけど、どこかで喜びを感じている自分がいる。 霧緒が自分を求め支配しようとしているのがわかるから。 ムカつくけど…もっともっと求めて欲しい……溺れてほしい。 二人の吐息が荒々しい。 うう……もう……ダメ…… 「あ、あう…き、キリ…オ。キスした…いいい…」 枕に顔をあてがいながら何とか呟く。 その瞬間脚をつかまれたかと思ったら、ぐるっと仰向けにされた。 え、あ?今どうやったんだ? 目の前に迫る汗で濡れる霧緒の顔は荒々しくて官能的で…美しかった。 でも顔を見れただけでホッとする。 「…ん…キス……」 「ほんと…好きだなキス……」 唇を重ねればあっという間に心が満たされていく。 ああ…霧緒に食われてると思ったけど… 俺も食ってる。 がっついてるわ… 抱きしめながら夢中で霧緒の口内を貪った。 抱き合いながら再び腰を動かし、その律動に身体がビクビクと反応し始める。必死にしがみつくいた。 乱れる霧緒の表情は涙で滲み、ぼやける視界でうっとり眺める。 ああ…… 「…キリオ……好き…」 快楽に溺れながら零れた素直な言葉。 あれなんか、普通に言えたな… 中の質量が急に増す。 「ん…詩…俺も、すげー好き…」 腰を捕まれ激しく打ち付けられれば、気がおかしくなりそうな衝撃が全身を貫く。 「うぁ…イ…く…」 「あ…あ…いやだ…いや!…ああ…っ!!」 !! そこからプツりと記憶が飛んでしまった。 …… …… そして、翌日。 ピピピ 「………38度5分」 「…」 「風邪?」 「…」 「あ、知恵熱?」 「………」 手にした体温計を眺めながら、俺を見下ろしているのは、宮ノ内霧緒先輩。 真っ白な半袖シャツにネクタイ。下は当然制服のスラックスを履き、俺のベッド脇に腰かけている。 さらさらの髪は美しく整った顔は、本日もクールでカッコいい。 一見無表情な顔をしていますが…今の彼はすこぶるご機嫌です。 昨日はあれから…… エッチした後、イったのかよくわからないけどってたぶんイったんだけど!完全に動かなくなった俺を霧緒が綺麗にしてくれ、服も全部着せてくれたわけで。 霧緒の体調はすっかり良くなり、元気を取り戻していた。 で、俺は…というと、霧緒から何かもらったのか発熱しまして、今朝から床に伏せっております。 あーんど…全身がめっっちゃ痛い。 叫ぶ元気もございません。 霧緒ん家に不法侵入したことは、ばあちゃんには当然言えず… 霧緒におんぶされて家に戻ったけど、何とか理由つけて上手く誤魔化しました。 …あはは…ばあちゃんごめん…反省してます。 はぁ…ツラ~ 「だから詩の中…いつもより熱かったのか…」 「…」 うっとり呟くこの先輩ムカつく… 「じゃ、ゆっくり休んでろ」 優しく頭を撫でるその表情は優しくてムカツクけど嬉しい。 「ん…行ってら」 「…」 おでこに…霧緒の手が触れて気持ちが良くて、自然と目を閉じる。 はーダルい。 瞼を閉じると、熱と全身のだるさで眠気が襲ってくる。 はぁ……まずはゆっくり休んでこれ治さないと…そう思いつつうとうとしていると急に息苦しくなる。 まさかな?と思い目を開けると、霧緒の唇が俺の口をふさいでいた。 朝っぱらからちょっと待て! ヌルりと舌が滑り込み俺を誘う舌が絡み合い…くちゅ…と音をたて濡れた。 …上唇と下唇をペロリと舐められる。 「っ…ん…ぬ…」 「…あっつ…」 びょ!病人になんてことするんだ! この先輩は!! 涙目になった俺を見て満足そうにしている。 「じゃあ…行ってきます」 !! … くっそー腹立つー! もう!どんだけご機嫌なんだよ… 滅多に見れない霧緒の笑顔。 優しい笑顔に胸を撃ち抜かれてしまった。 クールなお顔が緩んでましたよー! … でも、元気になってくれたみたいで良かった。 あー熱い。 とりあえず今は寝よう。 泥のように寝よう。 霧緒オヤスミー

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