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第141話
良い香りがバスルームいっぱいに広がる。
約束通り俺はいま霧緒に洗濯されている…なんかそんな気分。
前に一緒に風呂入った時に身体も洗わせろと言われて断ったことを思い出した。
ぶっちゃけそんなに洗いたかったのか…とちょっと驚いてる。
前は髪の毛までだったけど…
今日は…仕方ない…恥ずかしいけど制服を守るためだ。
でも…
そんなに女装プレイをしたかったのかー…
やっぱり変態だな俺の彼氏は…うんうんとかぼーっと考えてる。
以前…俺が疲れて寝てるときに俺の身体を全身舐めまわしてたときにそう思ったよだよなー。
めっちゃ引いたけど、そこまで愛されてることに結構キュンキュンしてしまった…
ああ…俺も変態なのか…まぁ誰が見てる訳でもないし…二人が楽しければいいのかな?
けれど…今回は引くわけにはいかない…俺は楽しめない。
友子さんの青春いっぱいの思い出の詰まった学生服を古着と言った霧緒を殴ってやりたかった。
まぁ…本当そういうの興味ないんだろうけどさーまったくもう。
俺の母さんもあれと同じ制服を着てたのかな?って思うとなおさらだ。
「詩ー流すぞ」
頭からシャワーをかけられた。
霧緒の声は先ほどとは違い楽しそうだった。
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