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第148話

夏休みに入ると毎日が忙しく過ぎた。 バイトの内容は会場に花や植物などの荷物を運んだり掃除したり、お花の後はお茶会なので、それに使用する食器や和菓子の準備などなど。 今回のイベントは規模が大きくバイトを何人か雇ったらしいんだけど、急きょ欠員がでてしまい知り合いを介してお手伝いさんを探していたらしい。 初めは緊張したけど、覚えたら楽しく仕事をこなせるようになった。 バイトと言うよりは手伝いって言った方がしっくりくる内容だけど、日給発生してるからその分しっかり働かないとね! しかし疲れる……神経使う…… 慣れないことをするとまぁ疲れるよね。 家に帰ったら思いの外ぐったり。 お花教室のおばさま達のパワーがスゴくて、俺疲れました。 話すのは楽しいけど、おばさま達は俺の身体を色々触ってきたり、抱きしめられたりしたんだけどなんで?テンション高いよね。とっても元気だよね。 あと…お菓子もらったり…お、お小遣いももらったり…イイのかな…嬉しいけどなんでだろう? 孫感覚? ちゃんと霧緒にも毎日連絡したし! あいつはあいつで勉強で忙しいんだもんな。 俺は俺でやることをしっかりやるぞ!おー! そう思っていたらあっという間に5日が過ぎてしまった。

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