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第158話 R18*
「……」
「……詩……」
「……は、は……やく……」
?
突然詩が顔を赤くしながらポロポロと泣きはじめた。
「何でそんなに泣いてる……?」
「わ、わかんない……けど涙が……止まらない」
「痛い?」
「痛くない……」
今まで泣くことはあったけど、ここまで泣くのは初めてで少し心配した。
腰を動かし始めるときゅっと締め付けられる。
「あ……あぁん…」
スカートの裾をぎゅっと握りながら詩が悶え始める。
触ってもいない詩の陰茎は、先から濡れていて感じているのがよくわかった。
長い髪は乱れ顔にまとわりつき、片脚だけニーハイソックス。
両脚を俺の腰に絡ませる。
律動するたびにフリルがひらひらと靡いていつもと違う光景に興奮する。
いきなりとか言うけど、昼からずっとヤリたくて仕方なかったんだからな!
本当エロ全開だよな、俺。
ここまでの独占欲と性欲が強いなんて自分でも驚きで嘲笑してしまう。
今までつき合った女となんて比べ物にならない。
愛おしさと癒してくれる優しさと阿保さとハマる身体の相性……こいつと将来もずっと一緒にいたいと思った。
大人になってもこいつの心を掴んでいられるようなイイ男になりたい……
「あ、あ…あ!あああっ!!」
ぴゅっと射精した精液が腹ではなくフリルにかかり、その眺めが卑猥で気持ちがさらに煽られる。
「霧緒……もっと……もっとチョウダイ……」
ブルリと震える詩のあそこがまた締まるのを感じた。
ボロボロと泣きながらそう呟く姿が可愛い。
「も、もっと……ねぇ……これ?」
少し腰を動かしただけで呻く詩が可愛い。まだ泣き続けている。
「あ!なんか……おかし…ん……イイ……!」
「……詩、スゲー女装プレイ気に入ったの?めっちゃ感度良くね?」
「……ちが……そんなんじゃない!はぁ……」
泣きながらチロリと俺を見つめる瞳が潤んでいて、いつもより熱っぽく……色っぽい……
リクエストに応え、再び腰を動かせば弓のように背中を反り返らせる。
こっちが持っていかれてしまいそうなくらい気持ちイイ!
こんな……締め付けられたら……!
「うぁ…んんっ!」
「く…うぁ」
………っ!
イってしまうだろがー!
呆気なく二人でイってしまった。
………なんか?おかしい
?詩はまだ泣いていて、身体を触るだけでビクビクしている。
えーと……これは……
考えたくないけれど、もしかしてさっき食べた飴のせいか?
もしかして飴じゃなかった?若干口の中が身体が熱い気がする。
汐里が送られてきたプレゼントの中に紛れていた小さなピンク色の飴が二つ。
怪しいものじゃないかと思いつつも一つ食ってみたらイチゴ味で、でもやたら甘くて詩にすぐ上げてしまったやつだ。
メッセージに書いてなかったからただの飴かと思っていたら……そうじゃなかった??
媚薬とか強精剤みたいなもの?ってんなものあるかっ!いや……もしそうだとしたら汐里がクソ悪魔に思えてきた…
「えーと……詩?身体おかしい?」
「え、う、うん。なんかやたら涙が出るんだけど…」
「それもあるけど、感度良くね?」
「うああ……触るなって……やめて熱い……」
泣きながらビクビクと身体を震わせる詩に少ーーーしだけ申し訳なくなった。
うんうん、涙がでるのは良くわからないがけど、詩が満足するまで、涙が止まるまで抱いてあげようかな。
そう思い詩を抱っこして二階へ連れて行ってあげた。
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