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第167話
玲二
その後そのまま菊池先輩は帰ってしまった。
もっと一緒に居たかったのに残念だ。
類の馬鹿野郎め。
あいつ殺す!!絶対殺す!
…でも…
次会う約束したー!
うおー!嬉しいぜー!!
しかも先輩の家に行けるんだぜー!!
超楽しみ!!
そ、それと…
「次はちゃんと屋内の事抱くからね?」
って……言ってたー!!!!
ど!
どどどどうしよう!!
今になってドキドキしてきた!!!!
ゲームの続きやろうと思っても、全然手につかないし。何かしようと思っても、部屋が綺麗すぎて落ち着かない。本を引っ張り出しても、読み終わったらしまわないとって思うと出す気にもなれない!
自分の部屋なのに、全然落ち着かなくて挙動不審だ。
どうしようどうしよう!
こんな状態の自分、初めてでどうしたらいいのかわからない!
猛ダッシュしたい!
よくわからないけど叫びたい!
だ、誰か!!!
ああ!!!
いるじゃん!!
僕は慌ててスマホを手にし、親友に連絡した。
萩生詩
ウター!
詩がめっちゃキラキラ天使に見えるーーーー!!!
エンジェル詩!早く君に会いたい!!!
簡単に準備をし、僕は猛ダッシュで詩ん家を目指した。
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