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第173話 R18
玲二
あ、あ……
菊池先輩の手でイっちゃった……
膝が、ガクガクする。
「……よくできました。気持ちよくなってるときの屋内……凄く可愛いし、イってるときの顔最高」
チュッと笑いながらキスをされた。
「はぁ…はぁ…先輩ごめん……汚しちゃった」
「ん、大丈夫だよ。気にしない」
枕の脇に置いてあるティッシュで先輩の手を急いで拭いてあげる。
その間も先輩は僕を抱き寄せて腰や胸を触りまくる。
シャツはボタンを全部外され下はすべて脱がされている。殆ど全裸に等しかった。
でも先輩はまだひとつも脱いでいない。
「菊池先輩も脱いで……」
「ん、脱いでほしい?」
「うん、触りたい」
「俺のちんちん触りたいの?」
「え!ええ!?あ、あの……そうじゃなくてっ!」
「ぷ!そんな焦るなって!顔赤いから……」
そ、そういう意味で言ったんじゃない!
.
先輩は笑いながら着ている服を脱いでいく。
うわうわ!
先輩の裸!か、カッコいい!!
僕とは違ってちゃんと筋肉がついていて、引き締まった身体だ。
身長も高くて脚も長くて顔も良くて……同じ男なのに何なのこの違い!
「先輩……酷い……」
「は?」
「あ、イヤ……カッコいいってことです。触っていいですか」
「いいよ」
先輩の胸に手を当て、程よくしまった身体に抱き着いた。
しっとりとした肌の感触がとても気持ちよくて落ち着く。
あぁ……いい匂い……
背中に回した手で、背中やわき腹、腰までなぞる。
憧れでもあり、目標でもあり、僕の好きな人。
気持ちが良くて胸に顔を押し付けてスリスリした。
「先輩………好き……」
うっとりとそう呟いた。
すると不意に身体が浮き、ベッドに仰向けにされてしまう。
見上げると困ったような怒ったような顔の菊池先輩が、覆いかぶさり僕を見下ろす。
「あ、あの……」
「……そんなこと無意識だとしても……」
「え?」
「我慢してるんだから……煽らない」
「?」
「……口、開けて」
言われた通りにするとすぐに唇が重なる。
ぬるりとした厚みのある舌が貪るように口内を侵す。
息する間もないくらい濃厚でくらくらしてしまう。
その間、胸を触られ腹や尻を撫でられ、唇を舐められてやっと呼吸ができた。
「ぷは!はぁはぁ!」
「もう~~本当……可愛いんだからっ」
息が荒い先輩の顔は余裕ない見たことないような顔をしていた。
するりとパンツを脱ぎ捨てると、自分とはちがうモノが飛び出して目が点になる。
「痛くしたらゴメン。ゆっくりしてくから」
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