179 / 506

第179話

「…ん!」 「相変わらず…すべすべ…」 背中や腰わき腹を指先でつぃと撫でたり手のひらでペタリと触ったりしながら霧緒が呟く。 んぁ!ざわざわするっ! 「な、な、何でしょうか…」 「んー…補充してる」 「これから霧緒…予備校だよね。ほら、もう準備しないとじゃ…」 「ち、本当に…」 舌打ちキター! 「じゃ、実家には明後日の朝出発する予定だから」 「ン、了解…じゃ明日沢山しないとだな」 「沢山?エッチを?……あ"っ!あああ!!」 …ついポロリと言ってしまったー!後悔! 霧緒の表情はニヤニヤしている。 「…エッチ?…俺エッチするなんて一言もって言ってないけど?そう連想する詩くン…エッチだなぁ。そんなにセックスしたいの?そうかそうか俺、明日頑張るから」 「い!いやいや!が、頑張らなくて結構ですっ!」 「遠慮すんなよ…」 その後はひたすらくんくんスリスリされて解放されたけど、その間俺も霧緒の匂いを温もりを思い切り堪能してへろへろになってしまった。 あ…相変わらず無駄にカッコいい俺の彼氏…いい匂いが俺の身体にまとわりついてて…ヤバい。 霧緒のエロいの移った気がするから今の俺からはエロ臭がするばすだ! はあぁ…ドキドキがとまらないよ。 フラフラしながら家に帰った。 うあー良かった…家が隣で。

ともだちにシェアしよう!