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第219話 R18
……
「はぁ……んぁ……」
くちゅくちゅと陰茎を上下に扱かれるたびに、卑猥な音が小さく響く。
長い指が、陰茎と陰嚢をゆっくり揉みしだいていき、その度に先から蜜が溢れてさらにいやらしい水音をたてた。
「……は……は……」
指先でなぞられ、鈴口にぐりっと指先を押し込まれれば、本当呆気なくすぐに射精してしまう。
「……んんっ……!!ぁぁ……」
そのまま手の平で、ベタリと精液を受け止めるのを、肩で息をしながらぼんやりと眺める。
浴衣の裾を腰まで捲り上げ、突き出した尻の密部へそれを塗り込んでいく。
「うぁ……あ……」
「……」
ツプリと指が優しく差し込まれ、ねちねちとほぐされていく。
お互いの会話が殆どなく、呼吸と俺の小さな喘ぎ声だけが零れる。
霧緒の欲情した吐息が耳にかかり、舌先が耳穴へ挿し込まれ掻き回せば、鼓膜と身体が甘怠く震えた。
はああ……
こんなに無言のエッチ初めてかも。
いつも何かしら会話があり、言葉でじゃれ合うんだけど、今回はお互い無言で暗い闇の中に溶けていってしまいそうだ。
ぬちゃりと指は本数を増やしていき、中を搔きまわしていく。
イイとこに指が触れ擦られるたびに身体がヒクつき、頭がおかしくなりそうになる。
この体制キツいしキスできないし、顔みれないからあんまり好きじゃないけど、会話がない分身体が敏感になり、霧緒の雄な匂いと熱い体温に煽られ触れられるだけでぞくぞくしてくる。
霧緒の熱くてガチガチに硬くになったものが、ほぐされたそこに当てられるのがわかった。
「う……あ…んんんっ!!」
「く……きっつ……」
こんなの無理!って毎回思うのに、気がつけばすべてを飲み込み迎え入れている。
「……お前の中……あっつ……」
「あ……はぁ……すご……い……」
「絡むな……気持ち……良すぎだって」
ゆっくりと腰が動き、ずぶずぶと奥まで挿れられ揺さぶられる。
限界まで引き抜かれ、再び奥まで突かれたらもう……普段発することのないだらしない声をだしてしまう。
「や、あ…っ!……あ………っ!」
うぁあ……!気持ち良すぎて、声が抑えられない。
人通りがないとはいえ、ここは野外で、こんなところで罰当たりなことをしている自覚はあるんだけど……
神様……ごめんなさい。
込み上げてくる快楽から逃れることができない。
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