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第234話 R18
どわー!!そんなに…!やめてっー!
それからはもう頭が吹っ飛んで、再び枕のお世話になってしまい、喘ぎ声を抑えるのに必死だった。
ローションをピチャリと塗り込められ、ピンク色のゴムをはめられた。
さっきエッチしたせいか、柔らかくほぐれていたそこは、すんなりと挿入できてしまい、ぐりりと腰をスライドし奥まで突かれる。
「は……はぁ…ん……っ!」
あんまり奥まで突かれると、声がヤバいから本当酷くしないでお願い!って思うんだけど……
!!!
ごりりと内側の肉壁にあたると、気持ち良くて叫びだしてしまいたくなる。無理……マジ無理ィ……
「詩……」
「……はひ…あのキリ…オ、声出ちゃうから、もっと…優しく……シテ………ぇ」
枕を取られ、ぺたんこになった顔にキスをされた。
霧緒の興奮した野性的な表情がたまらない。
「……そういう事……言うか……」
「…ん……たのむ…」
「はぁ……スゲー好き。……加減は頑張る」
「……ん……」
スピードを抑え、要望通りゆるりと優しく突かれていく……はわぁ嬉しい……
でもじわじわと侵されていくようで、これはこれで色々ヤバい。
何かこれ、めちゃめちゃ気持ちイイんですけど、どうしよう。
ぬちゃぬちゃと、卑猥な水音が響く。
あわわ……霧緒……おかしくなりそ……
何度も何度もキスを繰り返すと、溶けそうな官能の波が襲い、上下に揺さぶられれば、身体が耐えきれず反り返る。
「ふぁ、ま、…でる……ン…っ!!!」
「ん……ぁ…っ!」
!!!!中に挿入されてるモノが膨れ上がるのと同時に、じわりと熱い感覚が伝わる。
射精するときの快楽が大きすぎて、思わず霧緒の身体に思い切りしがみ付いてしまった。
ドクドクと脈打つの鼓動はどちらのものか。
「…はぁ…はぁ。お、おれ…も……好キ…」
って、言いたかったんだけど、乗り遅れてしまったクソ。
「はは……スゲー頑張ってたな声。マジ必死」
「ひ、必死になるだろ!命かけてる……くらいの気持ちだったんだから……はぁーー」
「そうだな、充電できて満足。詩の事マジ丸ごと食べた気分」
「……ほ、捕食された気分」
おでこごちんしながらそんな会話してる俺らって相当バカップルだよなぁ。
そう思いつつ目の前で満足そうにしている変態さんを眺める。
はぁーーーーキュンキュンしてる俺も相当ヤバいかな。
乱れた前髪を横に流してあげると、整った眉が綺麗でつい親指で触ってしまう。
……ん……あ…っと…
そうだ、まだ俺たち繋がってるんだ。
「……っ…はぁ…」
身をよじると、、ズルリと外れる鈍い刺激に思わずため息が出てしまった。
「いっぱいでたな」
「……!ちょ自分のは自分でとる!」
霧緒の手をはたき、ゴムを処理する。
た、確かにいっぱい出たかも………
「今更顔赤くしてどうすんだよ」
「……べ、別に俺の勝手だろ……ん…?」
処理して何気なく自分のTシャツを見た。
「これ……俺のじゃない」
「……ん、それ俺のだな」
「……」
「手にしたのてっきり詩のシャツかと思ったら俺ので、面倒だからそのまま着せといた。彼シャツってやつ?自分の着させてセックスするとか興奮するよな」
「……ぁぁぁ……あうわ……」
偉くご満悦な霧緒にむんぎゅと抱きしめられててしまう。
もう恥ずかしい過ぎて……
身体から力が抜けてしまい何も考えられなかった。
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