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第236話

スゥっと目が覚める。 … 天井……うちの家の天井だ。 流れるような古い木目を、暫く何も考えず眺めた。 何となく感覚でまだ起きるのは早い時間だろうと手探りでスマホを見つけ、時間を確認すると4時10分。 今日帰るんだよなぁ。 あっという間に帰る日になってしまった。 霧緒が来てからは、時が過ぎるのが早くてびっくりなんだけど。 身体はだるいけれど、気持ち的にスッキリしていて、上半身だけ起き上がる。 ぼーっと隣を見ると、まだ爆睡している霧緒が確認できた。イケメンの寝顔が最高綺麗。 ……あれ?霧緒グレーのTシャツ着てる。 あ、そうか白いのは俺が着てるんだっけ。 両手で大き目のTシャツを掴み、何となくクンクンと匂いを嗅ぐ。 ん…… 少しだけ霧緒の匂いがして、嬉しくなった。霧緒に包まれてる感じ!そう思うと幸せでキュンキュンしてくる。 昨日の変態っぷりや、こっそりしてしまったエッチを思い出すと、恥ずかしさが蘇ってくる。 既に俺の中では舐められる=愛されるになっていて思い出せば出すほど、いやーキュンキュンがとまらないー! イヤー彼氏のほとばしる変態っぷり見事でしたな! 本当にどこもかしこも舐めやがって全くもうっ! って、よく見たら?あちこちにキスマークついてて…… あれ、太ももにも、ここはハーフパンツ履いてても見えるんじゃね? え、ヤダ! こ、こんなところにも……はずー! どんだけつけてんだよっ!スケベすぎー!! すりすり…… 「……何……してんだお前」

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