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第299話 R18

「は、は……はぅ……」 声が、声がどうしても零れてしまう。それくらい気持ちがイイ。 胸から腹を舐められると、そのたびにビクビクする身体は熱くて立っているのがやっとだった。 一番熱くなっている部分は勃ち上がり、いやらしく先が濡れている。 その部分を軽く撫でつけ、わざと脇をベロリと舐められればもう頭の中が爆発しそうで……クソ恥ずかしくて涙かでる。 「スゲーびんびんに勃ってて……可愛いな」 「可愛い言うなぁ馬鹿……んあ……っ!」 前からつぷりと後ろに指を差し込まれ、腰がくねる。 何度もそこから得る甘い刺激を身体は覚えているのか、侵入してくる異物を難なく受け入れた。 「唾液じゃ滑りが悪いけど、内側絡んでくるな。ヤバ……ここに早く挿れたい。さっき邪魔されてお預けくらったから余計に早く挿れたい」 「っておい、それさっきのこと言ってんの……あそこ……でできる……訳……んっ!…はぅ」 「もちろん、そんな気分だったってこと」 「うぁ!……あ…あひ……そ、そこ……っ!」 奥へ侵入している長い指が、知っていると言わんばかりに弱い部分を刺激してくる。 やめろー!って思うのに、俺の身体は本当正直で、受け入れ態勢ばっちりって感じで、入口がやらしくヒクついていた。 「……は……イイとこ……だろ?」 こくこくと頷くのが精一杯で、霧緒にしがみ付いてしまった。 顎を霧緒の肩にかければ、すりりと頬ずりされる。 カチャカチャと霧緒がスラックスを下げ、そそり立つ半身を押し当ててきた。 ……熱い……ヤバい…… その熱くておっきいのが入ってくると思うと、ドキドキしてくる~。 便器に座る霧緒に向かい合うと、準備万端なゴムをつけてゆっくりと挿入していく。 本当っ!準備万端だよね! 「んん……っはう……!」 「あ……ちょ……気持ち……ィ……」 ! ぶっちゃけ挿れただけでイってしまいそう! いつもなら挿れるまえに一度イっちゃうからそんなことないんだけど、今回はそれがない。 我慢!って思うのにそんな余裕正直ないーー! こんな姿で恥ずかしいし、動かれると奥からゾワゾワしたのが襲ってきて、どうしたいいのか分からなくなる。 でも…… あれしたい…… 「……」 カチャリと霧緒がしている眼鏡を外す。 「ん?」 「……邪魔……」 そう言いながら口を半分開けて、キスしろと催促してみる。 すると吸い込まれるように半笑いの唇が近づき重なりあう。 「……んふ……っ……」 優しいキスの反面、下半身に来るズンとした衝撃が半端なくて、思わず悲鳴を上げたくなってしまう。 下から突き上げる刺激は内部を侵し続け、全身をとろけさせ、つい自分の腰も動いてしまう。 遠くから生徒の笑い声が聞こえるのに、ダメだってわかってるのに…… 舌をくちゅくちゅと絡め合い、良くなってくるほど、気持ちが高ぶってきてしまう。 ……ここ……学校…… もう!快楽に溺れそうで頭のなかがぐちゃぐちゃだ。 「……はひ、ダメ……イ……イっちゃう……」 「お先……どう……ぞっ」 乱れる前髪の隙間からニヤつく瞳がちょっとイラつくんだけど、それも好き…… そう思ってると、息ができないほど舌を吸われ唾液が溢れだす。 指先で胸の突起をくりりと撫でられた。 「んーっ!!……っあぁ……!!」 悲鳴を押し殺しぶるりと身体が震え、全身に気持ちよい脱力感が漂う。 だ、駄目だぁ……! 心臓爆発しそう……! 「く」 そろそろ限界に達しようとしている目の前のイケメンの顔は乱れ余裕がない。 ……まったく家に帰ってからすればいいのに、我慢できないなんて、よく考えたら可愛いな。 肩に腕を絡ませ、サラサラの髪を撫でる。 そうっと耳元に唇を近づけて…… 「キリ先輩……好きぃ……」 と色っぽく囁いた。 「!!!……っ!」 打ち付ける刺激が一層強まり、身体を強く抱きしめられる。 俺の中は熱く、段々とゆるい動きに変わる変化をキュンキュンしながら楽しんでしまった。 ぐりぐり!っと頭を胸に押し付けてくる。 「……お前っ!なぁ……」 「……」 思い切り不意打ちだったのだろう。 あげた顔には、ちょっと恥ずかしそうな表情が伺えた。 「へへ」 「……ったく」 自然と唇がチュッと重なれば…… 「詩、俺も……好きだよ」 自然と甘い言葉が溢れてくるのだ。 いやー!ここトイレだけどラブラブ!!

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