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第308話 クリスマス編7 R18

「ん……」 さて、抱きしめてもらい、心が満たされたら、そのまま自然と唇が触れ合う。 そりゃそうだ……恋人なんだから。 綺麗な景色が見える窓側にあるブラウンのソファに腰かける霧緒に、お膝抱っこされそのまま唇を堪能していた。 伸ばした両手で、霧緒のさらりとした髪に触れる。 零れる吐息は徐々に甘さを増していく。 ………ぁ…… うわぁ……ヤバい。 着いた早々、欲情してる自分がいて戸惑う! ちょっと俺……こんなはずじゃなかったのに! 触れ合う唇の間から互いの舌がちろりと覗き、ゆっくりと誘うように舐め合う。 一度落ち着いた心臓が、この時にはもうドキドキしまくって、とめることができない。 熱い舌がねっとりと絡み、一度離れると、唾液が糸を引く。 はあぁ……と一息いれたと思ったら、角度を変えて唇を塞がれた。 ! ん!!! 侵入してきた舌に口内を掻きまわされ、舌を吸われて背中がゾクリと震える。 抱きしめていた霧緒の腕が腰に回り、手はセーターの中へ。 指が素肌を優しく撫で、その指は腰から背中脇へと移動し胸へ。 親指が胸の突起をすりりと擦ると、じぃんとその刺激が気持ちよく、更に吐息が熱くなる。 …… 「………すごい……エロ顔」 「だ、だだだって……余裕……ない……」 「その顔で庭散策する?」 「……」 「……」 「……で、できないから……エッチしたぃ……」 エロ顔は俺じゃなくてお前だ! って心で叫びながらも、もう心は抱いて欲しくて苦しくて仕方がなかった。 だってこれから明日まで二人キリで、思い切り甘えても許せるんだから我慢はしたくない。 っていうか早速こんなんで、俺ってスケベすぎる! 「着いて早々やらしいな」 「!!!や、やっぱりそう思うっ!?」 笑いながら霧緒が胸までセーターを捲り、胸の舌を這わした。 指で擦られ、舌先で転がされた乳首は赤みを帯び、ピンと尖っている。 「俺は嬉しいから全然いいけど……興奮した?」 「……う、うん」 「でもベッドでするのは夜な?」 「う、うん」 スキニーの上から俺の下半身を霧緒の指先が撫でる。 既に大きくなってるので、もう感度は良好で苦しそうにしていた。 「……!」 触れられるだけで、ピクリと身体が反応してしまう。 本当キスだけで勃っちゃうなんて、俺なんなの。 霧緒が座っていた一人用ソファに座らされると、手際よくスキニーパンツを脱がされた。 当然下着も一緒に…… ソファに浅く座らされ、開いた両脚の間から霧緒が俺の胸を舐め始める。 「ひゃ……ん……っ!」 両方の胸の突起を、舌と指で優しく攻められると、腰が疼いて、自然と両足が霧緒の背中に巻き付くように動いてしまう。 左手はしっかりと握られ、互いの指が絡みついて離れない。 ……も、もう駄目ー! 外が明るいから色々見えて超恥ずかしいんだけどっ!! でも……ぶっちゃけ凄く気持ちいいーーー! 「あのスンマセ……はの……もう……駄目……ギブギブ……」 「……全然……無理」 全然無理って、どゆことっ!! 脳内爆発しながら乳首攻めする彼氏を足蹴りしてしまいそうになった。 そう思いながらも、攻められピクピクと反応してしまう自分が本当やらしい。

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