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第335話 菊池のバレンタイン4
菊池
思い切り凄味を効かせて言ったから少し類に申し訳なかったけど、こっちも余裕がなかった。
屋内の部屋に入ってから速攻で唇を奪いにかかる。
「ん!」
思い切り抱きしめ口を開けさせて舌を絡ませて貪る。
屋内の舌に這わせ、その弾力を堪能し吸い上げると、俺にしがみ付いている屋内の身体から徐々に力が抜けるのが分かった。
…大丈夫かと思い一度唇を離すと、口を半開きにした屋内がハァハァ息を切らせながらなんとか俺にもたれかかっている。濡れた口を半開きにした屋内は色っぽくてやらしい…
かぷ…
再びキスをしながら、二人ベッドに腰かけて久しぶりのキスを思い切り堪能した。
やべぇ…止まらない。
マジで気持ちイイしエロい気分になってる。
屋内の唇に…頬に…瞼に…顔中にキスをしてそれでも足りない。
素肌に触れたくて、焦る気持ちを抑えつつワイシャツのボタンを外していく。
あぁ…全然焦っててみっともないなぁ俺。
「せ、先輩…どうしよう…」
「…ん……どうした?」
「凄く…好きで…先輩のこと…好きで何か身体がむずむずしてきて…あ…ぁ…」
「俺も好きだよ。そのむずむず久しぶりだから仕方ないよ…本当玲二くん可愛い…食べたい…」
おでこにキスをし前髪の匂いを嗅くと、屋内のいい匂いがして愛おしさが込み上げてくる。
「でも……類が…絶対…こ、声が出ちゃう…」
「弟に聞かれるのイヤ?俺は構わないよ。それともやめる?……ってごめん…それは無理…もうこんなになってるから…」
屋内の手のひらを自分の下半身に触れさせて反応を確かめた。
「!……あ…」
赤面していく屋内に満足して再びキスをしていく。
シャツを脱がし滑らかな素肌に指を滑らせていけば、小さな吐息が溢れてくる。
久しぶりの恋人の身体はどこも綺麗でいとおしくて仕方ない。
「玲二くんの身体触るの久しぶり過ぎて…超興奮する…」
「…はぁ…先輩…エッチですね。でも…僕もずっと触って欲しかったです」
「エッチに決まってるじゃん?…もう玲二のあそこにすぐ挿れたくて仕方ない…ヤバいよ…ほら乳首立ってきた…」
「やぁ…っん……」
俺のシャツのボタンを外す屋内の細い身体を弱いところ中心に撫でていく。
ツンと立った胸の突起がピンク色で可愛らしい。
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