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第9話*
「うう……く……あっ?」
プールサイドに身体を投げ出していたら、脱力した身体を仰向けにひっくり返された。縞パンを完全に取り払われ、ワイヤーカップも首元まで捲り上げられてしまう。いやらしく変色した自分の乳首が見えた。
思わず目を逸らしていると、市川も自分の海パンの紐を解き、
「じゃ、これから本番な」
と裸になりがてら、海パンの紐で夏樹の根本をキツく括ってしまった。
「あっ、ちょっ……何するんですか……っ!」
「だってここで漏らしたらマズいからさ。こうしておけば出さずに済むだろ?」
「じょ、冗談じゃないっ……! こんなの嫌ですっ!」
「じゃあお前、自分で我慢できるの? 絶対我慢できるって言うなら解いてやるけど」
「それは……」
思わず言葉に詰まる。
ハッキリ言って自信はなかった。今や夏樹の身体はすっかり快感に弱くなってしまって、挿れられただけで達してしまうこともザラにあった。むしろ、イかなかった方が稀かもしれない。
だけど、このまま熱を溜め込んだまま解放できないというのも辛いのだが……。
「心配するなって。最後にはちゃんと解いてやるから、な?」
「……。……わかりましたよ」
文句を言ったところで、どうせ市川の好きなようにされるのだ。
夏樹は諦めて彼の腰に脚を絡めた。
「でも、やるなら手短にしてくださいね」
「手短でいいのか? それじゃ足りないんじゃね?」
「……どうせプールだけじゃ終わらないでしょ。こんなところで時間かけられたら俺、歩けなくなっちゃいます」
そう言ったら、市川は爽やかに微笑んで、
「それもそうか。じゃ、リクエスト通り手短に終わらせてやるよ」
「ああぁん……ッ!」
一気に最奥を突き上げてきた。一瞬、ふわっと浮き上がるような感覚があった。軽く達してしまったのかもしれない。
間髪入れず市川が強く腰を打ち付けてきて、夏樹は激しく首を振った。
「だ、だめっ……先生待って、まだ……ひぃッ!」
「早くしろって言ったのはお前だぞ? これくらい平気だろ?」
「平気じゃな……あぁっ! はあぁん!」
ズン、と何度も腹の底を突かれ、あまりの刺激に失神しそうになる。根本を縛っている紐も欲望に痛いほど食い込み、ジンジンと腫れ上がって生々しいほどだった。解放できていない熱が爆発寸前まで膨れ上がり、苦しそうにぶるぶる震えて淫液を滴らせている。
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