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出逢いは突然に。
“もしかしたら可愛いがられるパターンも有りか?”
「クフフッ♡」
妄想の中でエッチなことを想像してしまった。案外、こう言うタイプの人って本当は『ゲイ』だったりするんだよな。でも、俺も『ゲイ』だし。一石二鳥か? まあ、仮にゲイだとしても俺は断然タチだな。
それにこの人見た目から奇麗系 だし、なんかネコっぽい。
一人で勝手に妄想すると小さくクスッと笑った。2人だけの空間ってシチュエーションに急に胸がドキドキして止まらなかった。
ここで今から何が始まるんだろ――?
無邪気な顔でドキドキしてワクワクすると、勝手に期待が高まった。昼間からここで2人してイケない『オフィスラブ』だったり!?
その瞬間、一人妄想が勝手に膨らんで暴走した。
「――いいか、阿川君。私がキミの新人研修をするってさっき言っただろ。この意味わかるか?」
「葛城先輩。こんな所に俺を連れ込んで、どんな新人研修を教えてくれるんですか?」
「営業マンとして営業先で困らないような、顧客を心からおもてなしする接待方法だ」
「それは一体、どんな接待方法ですか…――?」
目の前でゴキュッと息を呑んだ。葛城先輩は、眼鏡を外して前髪を手でかきあげると気だるそうな表情で自分のネクタイをスルリと外して大胆に誘ってきた。
「うるさい、いいからここに座れ……!」
椅子に座らされると、彼が大胆に上に股がってきた。そして、外したネクタイを俺の首に絡めて怪しく耳元で誘惑してきた。
「俺の接待の仕方を良く見てろよ。これが先輩の体を張った接待の仕方だ。よそ見したら許さないからな、よそ見は厳禁だ。わかったか?」
「い、いけませんよ葛城先輩…――! こっ、こんな昼間からイケない事を俺に……」
「いいか阿川。俺のおもてなしはな、ここをこうして勃たせてから、顧客のニーズに合ったモノを自分の体を使って紹介するんだ」
「ッ、だっ、ダメですったらぁ……! あっ、そ、そんな…――!」
彼の綺麗なお尻が俺の息子をスリスリと素股みたいにイジメて擦りつけてきた。なぜか知らない間に履いてるズボンも脱がされていた。その彼の絶妙な腰使いに目の前でイキそうになると顔を両手で覆った。
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