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撮影会二次会(4)
スイッチの入った僕は…
黒いカオル…いや復讐心に燃える黒い◯○ンだった。
僕は、サエゾウに羽交い締められたショウヤに近寄り
彼のシャツのボタンを外した。
「んんっ…やめてください…」
すっかり演劇部員と化した酔っ払いショウヤは、
顔を歪めて首を振った。
僕はそんな彼の顎を掴んで、強引に口を塞いだ。
「んんっ…んっ…」
それから僕は、両手でショウヤの胸元を弄った。
彼の両方の乳首が硬くなったところで、
それを指で、摘むように強く刺激した。
「あああっ…あっ…いや…」
ショウヤは身体をビクビクと震わせた。
「…いや…なの?」
言いながら僕は、更に片方の乳首に口付けた。
そして吸い付いたり、舌先で突いたりした。
「いやっ…あっ…あっ…」
ショウヤは泣きそうな声で喘いだ。
僕は、口の愛撫をそのままに…
彼のズボンを脱がせた。
ショウヤのモノも…それはそれはもう…
ビンビンになっていた…
「なに、ホントにいやなの?」
「ああっ…いや…」
ショウヤは更に首を横に振った。
流れるBGMが、更に僕のテンションを加速させた。
僕は、ピタッと手を止めた。
「じゃあやめるね…サエさん、離してあげて」
「…?!」
サエゾウは、ショウヤを押さえていた腕を緩めた。
ショウヤの身体は、その場に崩れ落ちた。
絶頂を求める身体を震わせながら蹲る彼に向かって…
僕は言った。
「いやなんでしょ?」
「…」
「だからやめた」
「…」
さすがのサエゾウも、呆然と立ち尽くしていた。
耐え切れなくなったショウヤが…顔を上げた。
そして、恍惚の表情で、震える声で言った…
「…ごめんなさい…ください…」
「何を?」
僕は即座に切り返した。
「カオルさんの愛液を、僕の中に出してください…」
ショウヤが懇願した。
僕はそれを聞いて…ニヤッと笑った。
そして彼の耳元に顔を近づけて、囁いた。
「勃たせてくれたら、挿れてあげる…」
「あいつ悪魔だ…」
「スイッチ入ったカオル怖っ…」
ショウヤは震えながら身体を起こし…
僕の足元に跪いた。
そして僕の衣装の丈を捲り上げ…
僕のモノを両手で包み込んだ。
「…これが…欲しい…です」
そう言いながら彼は、僕のモノに口付けた。
尖から少しずつ…味わうように舌を這わせた。
「…んっ…」
その感触に…僕の身体もビクビクしてきた。
「…んんっ…あっ…あっ…」
ショウヤは僕より声を上げながら…
僕のモノをなめ続けた。
それはやがていきり勃ち…
ビクビクと脈を打ち始めた。
「…お願い…挿れて…挿れてください…」
ショウヤが更に懇願した。
僕は、仕方ない風に…
彼の身体をその場に押し倒した。
「…あっ…あ」
そしてショウヤの両足を開き…
彼のそこを目掛けて、自分のモノを押し込んだ。
「あああっ…ああっ…」
ショウヤは、薄ら笑みさえ浮かべて喘いだ。
「ください…出して…ください…」
僕は自分の役に酔い…
自分の快感に任せて、激しく腰を動かした。
「…んっ…んっ…あ、ああ…」
「あっ…あっ…」
そして、僕は…大きく身体を反らせ…
ショウヤの中に噴出させた。
「…んっ…ん…」
「…ああ…カオルさんの…あったかい…」
恍惚としながら、
彼はそっと自分で、自分のモノを握った。
「…うっ…ああっ…」
ビクビクっと震えて、
ショウヤはそのまますぐに吐精した。
「はぁ…はぁ…」
ちょうど…曲が止まった…
余韻に浸りきって
目を閉じたままのショウヤを見下ろしながら…
僕はだんだんと、素に戻ってきた…
「…あーなんか…すいません、ショウヤさん…」
彼はゆっくり目を開けた。
「すんごく気持ち良かったです…カオルさん…」
「すげー良いもん見せてもらったわ」
「漆黒のカオルもめっちゃ良いじゃん」
「俺…カオル怒らせないようにしよう…」
僕らがまた着替えている間、
あっちの人たちは、
また好き勝手に喋りながら飲み続けていた。
「カオルさん、ありがとうございました。僕ホントにあなたのファンになりました」
ショウヤが改めて、僕の手を強く握った。
「あ、ありがとうございます…」
そして僕らも酒盛りの席に戻った。
新たにハイボール缶を開けながら、
僕は煙草に火を付けた。
「カオルってさー歌はともかく、そうじゃない方はいつどこで覚えたの?」
サエゾウが訊いてきた。
「いや…特には…」
僕は口を濁した。
「だってもう、百戦錬磨な感じじゃん」
「うーん…」
酔っ払った勢いで…僕は言った。
「実は…異世界の僕から受け継いだ記憶なんです」
「…は?」
「…ちょっと意味わかんない」
「…何言い出すかと思えば…」
「くっくっくっ…」
「カオル…ちょっとオカシイわ」
ううう…
オカシイ人たちに、オカシイって言われてしまった…
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