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やっとふたりの時間(4)

「…はっ…んんっ…」 首すじを舐めながら、サエゾウは… 僕の浴衣の襟を少しずつ両側に開いていった。 そしてその両手が、乳首に触ったところで止まり… そのまま両方の乳首を指で愛撫した。 「…んん…あ…あ…」 僕の身体は、またビクビクと震え、 じわじわと熱を帯びた。 その状態で、散々乳首を玩んでから… 彼の手は僕の股間へ下りていった。 「…はっ…あ…」 それは少しずつ、浴衣の裾を掻き分けて… 僕のモノに到達した。 「んん…あっ…」 僕はビクッと、身悶えた。 彼の手は、更に浴衣をずらしていった。 そして、僕のモノが…露わになった。 「んんん…ん…」 と、サエゾウはいったん手を止めて、立ち上がった。 徐にテーブルの上からスマホを取り… 再び僕に向けてシャッターを切った。 「すげーエロい…」 はだけた浴衣から、 乳首とモノが見えているっていう… そりゃー誰だってエロくなりますわ 彼はハイボール缶も取って、ひと口飲んだ。 そしてまたひと口…口に含むと、 僕に口付けて…それを僕の口に流し込んだ。 「…んん」 僕はそれをゴクンと飲んだ。 サエゾウは、自分のズボンを脱ぎ捨てた。 そして、僕の前に立った。 「口開けて…」 僕は言われるがまま… 恍惚の表情で口を開けた。 サエゾウは、自分のモノを…僕の口に押し入れた。 「…んっ」 僕は彼のモノを、両手で優しく握りながら 何度も舌を這わせながら、抽挿させた。 「はっ…あっ…」 サエゾウは、ビクビク震えた。 「ヤバい…俺の方が先にイっちゃいそう…」 僕はその尖にしっかり吸い付き、 手の動きを早めた。 「はっ…あ…あ…んん…」 ビクビクと身体を硬直させて… サエゾウは、 僕の口の中いっぱいに愛液を吐き出した。 口元から、ボトボトとそれが溢れた。 サエゾウは、僕の口から自分のモノを引き出すと… 息を上げながら僕の口をきれいに拭いた。 「ごめんね…俺の方が気持ち良くなっちゃった」 僕は、うわ言のように答えた。 「…ううん…サエさんの曲聴きながら舐めるの…すごく気持ちよかった…」 「…」 それを聞いたサエゾウは… また勢いよく、僕をその場に押し倒した。 そして、僕を見下ろして…訊いた。 「俺の曲聴きながら…口でするのと、挿れるの…どっちがいい?」 「…」 あれ、宵待ちの月の人の話は、どうなったのかな… 僕は小さく首を横に振った。 …そして、とても悲しい表情で、空をみつめた。 「…そうだった…」 サエゾウは、そんな僕の様子を見て、 思い出したらしい。 「還りたくなくさせるんだったよね…」 そう言って彼は、僕の股間に顔を埋めた。 そして既にいきり勃った僕のモノをペロッと舐めた。 「…あっ…んん…」 「すごく、ビクビクしてるよ」 サエゾウはまた、いちいち言った。 「尖が気持ち良さそうに濡れてる…」 そう言ってその、濡れた部分に吸い付いた。 「はっ…ああっ…」 BGMに合わせて僕のモノに絡みつく サエゾウの舌の感触の心地良さに… 僕はズンズンと昇り詰めていった。 「もう…出ちゃいそう…」 それを聞いたサエゾウは… 思い切り僕のモノを口に含んだ。 「…んんっ…ん、あああ…」 僕は大きく身体を反らせて、彼の口の中でイった。 「はぁ…あ…」 息を上げ…ビクビクと震える僕のモノを、 サエゾウはそのまま離さなかった。 何事も無かったように、僕の愛液を飲み込み… 口に含み続けた。 「…離して…」 僕は思わず小さい声で言った。 それでも彼は離さなかった。 離さないどころか、そのまま口に咥えながら… 両手を僕の乳首に伸ばしてきた。 「…っ…あっ…」 それに反応して、僕のモノはまた… サエゾウの口の中でビクっと脈を打った。 「…もう嫌…離して…お願い…」 僕は… いや、宵待ちの月の人は…哀願した。 サエゾウは全く聞き入れず… また乳首をぐりぐりと愛撫しながら、 僕のモノを舐め続けた。 「はっ…あ…いや…ああ」 僕は身体を捩らせた。 そのまま彼の口の中で… 僕のモノは再びビクビクと膨張していった。 サエゾウは…ゆっくり口を離した。 「嫌…じゃないよね…」 「んん…ん…」 「すげー気持ち良さそうにビクビクしてるもんね…」 彼は、改めて僕の浴衣の襟を、 勢いよく、大きく両側に開いた。 「は…あっ…」 そして僕を見下ろしながら… また丁寧に…両方の乳首を転がした。 「ホントにすぐ勃っちゃうね、そっちもこっちも」 そう言いながら、片方の乳首に口付けた。 「あっ…あっ…」 さっきイったばっかりなのに… 僕の身体は、またも快感の渦に飲まれ… そして、熱く絶頂を求めて昇り詰めていた… 「気持ちいい?」 「…んん」 「還りたくなくなった?」 「…んっ…」 僕はまた、小さく首を振った。 サエゾウは、それを見ると… 僕の両足を大きく開いた。 「俺の事しか考えられないようにしてやる…」 そう言って彼は、僕の秘部に指を入れた。 「…んんんっ…あ…」 そこをぐいぐいと、掻き回すように愛撫しながら 再び舌で乳首を突いた。 「はあっ…ああ…あ…」 僕は、一層ビクビクと震えた。 気持ち良過ぎて…もう目も開けていられなかった そして、力無く…ねだった。 「サエさんのが…欲しい…」 「…」 それを聞くと彼は、両方の手を離し… 僕の両足をしっかり押さえた。 そして自分のモノを…僕の中に一気に押し込んだ。 「あっ…ああ…ああ…」 僕は、薄ら笑みを浮かべて、歓喜に震えた。 そのまま彼はまた、曲に合わせて… 激しく腰を動かした。 「はっ…あっ…あっ…」 僕の中の快感の波が、また絶頂に達した。 身体をビクビクと大きく震わせて… 僕は吐精した。 サエゾウも、身体を反らせ… ほぼ同時に…僕の中に吐き出した。 「…はぁ…はぁ…」 余韻に震える僕を見下ろして… サエゾウが訊いてきた。 「はぁ…あ…俺の事…いちばん好きに…なった?」 僕は、息を上げながら こう答えた。 「宵待ちの月の人にとっては…貴方がいちばんです」 サエゾウは、少し寂しそうに…笑った。 僕はまた、胸がいっぱいになった。

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