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楽しい打上げ(3)

画面の中のLIVEも終わった。 また、幕が下がり切る前に、 僕がバタッと倒れる様子も、しっかり映っていた。 そして話題は… 当然、あまり触れて欲しくない方向に流れた。 「あのあと、カオル…どうやって処理したの?」 「そうだよ、いつの間にか居なくなってたじゃん」 「どこ行ってたの?」 「…」 僕は、チラッとシルクの方を見た… 「俺も詳しく聞きたい」 ですよねー 「…実は…」 僕は少しおどおどしながら、語り始めた。 「…あの後すぐに、アヤメさんが来て…上の部屋に連れてってくれたんです…」 「えっ…何…アヤメさんが!?」 「…そんで!?」 カイとサエゾウは、身を乗り出した。 「…で…まあ…処理されました…」 「手で?」 「…口で?」 「…いや…その…」 「ヤっちゃったんだろ」 口籠る僕の代わりに、シルクがキッパリ言った。 「えええー!?」 「マジでー!?」 カイとサエゾウは、 ひっくり返りそうに驚いていた。 「最初は、やめてって言ったんですけど…やっぱり、お願いしようと思い直して…好きなようにしてくださいって言ったら…じゃあ挿れるってなって…」 「…」 一同食い入るように、僕の語りを聴いていた。 「…脱がされて、挿れられて…イっちゃいました…」 「…」 一同が、微妙な表情になってしまったので、 僕は続けた。 「…いやまあ…もう…利用できるものは、利用させて頂こうと…思って…」 一同の表情が…変わった。 「お前…すげーな」 「何か、一皮剥けちゃったねー」 「…うん…それでいいと思う」 「…そっか、だからあん時も勃っちゃったんだな…」 カイが呟くように言った。 「…」 やっぱり… 僕の性質を、とてもよく分かってくれてるんだな… シルクだって、 だからこそ手を繋いでくれてたんだし… 「…すいませんでした…」 「全然すまなくないよ、よかったよ…」 カイは言った。 「俺はちょっと悔しいー」 サエゾウは言った。 「俺もアヤメとヤりたーい」 あ、そっちですか… 「…あのアヤメさんを手玉に取るなんて、やっぱカオルさんスゴいです!」 ショウヤは、目をキラキラさせながら言った。 えええー そんな大それた感じじゃないですー 「強くなったね、カオル…」 ハルトもしみじみ言ってくれた。 僕はまた、シルクの方を見た。 「まあ、お前がいいなら、俺たちは平気ってコト…」 「…」 僕は安堵の笑みを浮かべた… 「でもズルいよねー俺らは我慢したのにさー」 言いながら、サエゾウが立ち上がった。 そして僕の側に回ってきた。 「良い思いした分、還元して貰わなきゃ…」 「そーね」 「ガッツリ処理して頂きますかー」 やっぱそうなりますよね… 「…どーする?」 「いやもう、思い切って…皆で姦っちゃう?」 「あ、それ逆に新しいかも…」 「俺も入っていい感じ?」 「僕は撮影させて頂きます!」 ショウヤは、嬉々としてカメラを出した。 うわー 何か、恐ろしい感じになっちゃった… 僕は、若干たじろいだ… 「何なら逃げてもいいよー」 「捕まえるのも興奮しそう…」 「そーいうの好きだもんな、お前…」 もうー ホントにしょうがないなーこの人達は… 仕方なく… 僕は、椅子から立ち上がって、ドアの方に向かった。 当然、ドアの前に…ハルトが立ち塞がった。 それを見て僕は、反対方向へ逃げるも、 敢えなくシルクに捕まった。 「なんだよ、全然本気出てないじゃん…」 言いながらシルクは、 僕の両腕を後ろ手で押さえつけた。 「まずは目隠ししようねー」 そう言ってサエゾウが、またバンダナを取り出して、 僕の両眼を覆った。 僕は、両腕を頭の上で縛られた状態で、 床に仰向けに寝かされた。 カシャッ… いつものシャッター音が、いやらしく響いた。 誰かの手が、僕のシャツのボタンを外した。 違う他の誰かが、僕のズボンを下着ごと脱がせた。 そして、誰かの指が…僕の乳首に触れてきた。 もう片方の乳首にも、違う誰かの指の感触を感じた。 また、違う誰かの手が、僕の太腿の内側に触れた。 また違う指は、僕のくちびるに触れてきた。 「…んんっ…あっ…ああ…はあっ…」 僕は、その…嗜虐的でランダムな複数の愛撫に、 ビクビクと身体を震わせた。 「気持ち良さそうだねー」 「虐め甲斐ないなー」 「もっと嫌がってよ…」 「やめてーって…言って」 「…はっ…あ…やめて…ください…」 言われるがままに、僕は言ってみた。 片方の乳首の指が、離れたと思ったら… すぐに今度は、舌が絡み付いてきた。 視界を塞がれた僕には、それが誰の舌なのか… いやもう、どれが誰の手なのか… 全く見当がつかなかった。 カシャッカシャッ… その音がしてる限り… ショウヤ以外である事は間違いないハズだったが… 「いい事思い付いちゃったー」 サエゾウが言い出した。 「順番に挿れて、誰が何番だったでしょうクイズー」 うええーーっ!? 「いいね、それ」 「当たんなかったらの罰ゲームは?」 「当たるまで姦ったらいい」 最後はシルクの声だった… なんだかんだ言って、やっぱ怒ってんじゃないのー

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