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レコーディング2日め(5)

そして…シルクにも手伝われての、 最後のミッションの録音が始まった… 「じゃあ…嫌がってんのからいくか…」 シルクは、僕の上半身を起こして、 後ろから僕を羽交い締めにした。 「はいどうぞー」 彼はボイスメモのスイッチを入れると、 後ろから僕のシャツを捲り上げた。 すかさず、カイが僕のズボンを無理やり脱がせた。 僕は、身体を捩らせて、声を上げた。 「はっ…ああーっ」 「いい『あー』だったんじゃない?」 「そのまま、悲しいヤツ、言って…」 言いながらカイは、僕の両足をぐいっと開いて… 僕のモノに吸い付いた。 シルクは後ろから、僕の乳首を弄った。 「…ん…あ、あああ…」 僕は、首を振りながら…喘いだ。 「うん、悲しい感じ出てた…」 「あとの、エロいのと喜んでるのは、カイが処理を兼ねたら、勝手に出るんじゃないの?」 シルクに言われて、カイは自分のズボンを脱いだ。 「じゃあ…挿れるね…」 「…っ」 そしてカイは、すっかりいきり勃った自分のモノを、 シルクに押さえ付けられた僕の中に、 いつもの感じで、力強くねじ込んできた。 「はあっ…あっ…ああー…」 「もう、喜んでるの出た」 言いながらシルクは、 また僕の両乳首を、指で転がした。 カイも、僕のモノを握りながら… ゆっくり自分の腰を動かし始めた。 「んんっ…ああ…ん…あああ…」 その2人からの刺激による快感に… 僕の口からは、勝手に声が漏れた。 「…うん…エロい…」 言いながら、カイは動きを早めた。 彼は、何度も激しく僕を突いた。 「あっ…あっ…あ…ああーっ」   その突き上げられる快感と、 乳首とモノへの感触が相まって… 僕は、一気に絶頂に達してしまった。 それを確認したカイも、 ほどなく僕の中でビクビクと吐精した。 「いい『あー』いっぱい録れた気がする…」 スマホのスイッチをオフにしながら、 シルクが言った。 「こんどこそ、ホントに終わりだな…」 シルクは、昨日からこのスタジオに常備されている ティッシュを取ってカイに渡した。 カイはそれを受け取ると… 僕からゆっくり引き抜き、僕の身体を拭いてくれた。 ちゃんとズボンを履いて…僕らはロビーに出た。 カイはまた、ハイボール缶を買いに行った。 僕は、ドサっと椅子に座り…煙草に火を付けた。 「ふぅー」 「お疲れ様…」 隣に座ったシルクも、煙草に火を付けながら… 僕の頭を撫でた。 カイが、ハイボール缶を3本抱えて戻ってきた。 僕らは、とりあえずそれで乾杯した。 サエゾウも、いったん小部屋から出てきた。 「あーまた俺抜きで飲み会してるー」 「サエもお疲れ…」 言いながらシルクがまた、自分の缶を彼に渡した。 サエゾウは、それをゴクゴクと半分くらい飲んで、 やっぱり煙草に火を付けた。 「こっからの作業が…また長いんだよね…」 「そうだなー」 「とりあえず、彼にザックリ作ってもらってる。終わったら呼ぶから、皆それぞれ確認してってー」 「…わかった」 録音した音の… 音量はどうするか、エフェクターはどうするか、 また、左右のどの辺に振るか… それを、何度も聞きながら調整していくっていう… ミックスダウンという作業を、 これからやっていくのだ。 これがまた…拘り始めたらキリが無いのだー 「二胡とか『あー』とかは、どうするんですか?」 僕はサエゾウに訊いた。 「ここでミックスしたヤツに、俺が入れるー」  「じゃあ、それも想定しながら聞かないといけないんですね…」 「んーまあ、それはオマケみたいなもんだからねーたぶんそこまでは拘んない予定ー」   と、小部屋が空いて… エンジニアスタッフさんが、顔を出した。 「…サエさん…ちょっといい?」 「なにー?」 サエゾウが呼ばれて部屋に入っていった。 そしてしばらくしてから… 今度はサエゾウが、顔を出した。 「カオルーちょっときてー」 「…あ、はい」 僕は、呼ばれて部屋に入った。 「あのねー」 サエゾウは、エンジニアスタッフさんを指さした。 見ると…機材に向かったスタッフさんの様子が、 なんだかちょっとおかしかった。 「集中できなくなってきたから、出来ればいったん処理して欲しいってー」 「…」 「カオルやってあげてー」 そりゃーそうですよねー 目の前であんなに色んな現場を見せられたらねー サエゾウは、部屋を出ていった。 僕は、彼に近寄って言った。 「…どうしたら、いいですか?」 彼はいったん立ち上がって、 ズボンを膝まで下ろすと… 再び座って、僕の前に自分のモノを差し出した。 「ごめんね…すいません、よろしくお願いします…」 そう言って彼は、ヘッドホンをつけた。 僕は、彼の股間に跪いた。 そして熱く勃ってしまった彼のモノを…処理した。

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