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レコーディングの後(2)

「いったん風呂だな…」 シルクは僕を支えたまま、浴室に連れていった。 シャワーがお湯になると、 シルクは、服を着たまま、僕をその下に立たせた。 「どーせビチョビチョだからね」 それから彼は、自分の濡れた服を全部脱ぎ捨てて… すぐ脇の洗濯機に突っ込んだ。 そして僕の前に立つと… 濡れてピッタリ貼り付いたシャツの上から、 僕の両方の乳首を指で弄った。 「…んんっ…」 僕はビクビクと震えた。 「エロい…」 呟くように言って、彼はまた僕に口付けた。 口を離すと、シルクは僕のズボンに手をかけた。 「…はあっ…あ…」 「…めっちゃ勃ってる…脱がせ辛い…」 濡れて、こちらも貼り付いたズボンを、 彼はちょっと一生懸命な感じで脱がせた。 そして、露わになった僕のモノを握りながら、 また片手を乳首に這わせた。 「…ああっ…んんんっ…」 僕はもう立っていられなくなった。 シルクは、バスタブの縁に腰掛けると… 僕の身体を引き寄せた。 僕は自分から、足を大きく広げて… 彼の太腿の上に乗った。 シルクは、僕の貼り付いたシャツを、 少しずつ捲り上げ… 目の前に露わになった乳首に吸い付いた。 「はっ…あ…」 僕は彼の頭に両手を巻きつけた。 そして彼は、僕の身体を少し持ち上げて… 自分のモノが、僕の秘部に命中するように下ろした。 「…んあっ…あっ…」 シルクはまた、それをすぐには挿れずに… そこを何度も突くように刺激してきた。 僕は、焦らされながら…またビクビクと痙攣した。 「…あっ…んんっ…」 そんな僕の様子を見て… 彼はニヤニヤしながら囁いた。 「焦らされてる顔が…すげーエロい…」 「…っ…んんっ…」 もうー シルクのいじめっ子ー 「…挿れてほしい?」 「…ん…」 僕は震えながら頷いた。 「しょうがないなー」 そう言ってシルクは、ようやく… 自分のモノを、僕の中に差し込んできた。 「はあっ…あっ…あああ…」 散々焦らされて…ジワジワ疼いていた僕の中に… それは、大きな快感を撃ち込んできた。 その快感は、身体の芯から…手足の指先まで… 僕の身体の全てを飲み込んでいった。 「はああ…あっ…あ…」 「…気持ちいいの?」 僕はビクビク震えながら、小さく頷いた… それを見て、またシルクは、 震える僕の乳首を舌先で舐めた。 「…はっ…あっ…」 その瞬間…その刺激が、身体中を駆け抜け… 僕を極点に追い詰めた。 「…っ…はあっ…あああっ…」 僕は、身体を硬直させた。 僕のモノから愛液が溢れ出た… 「…はぁ…はぁ…」 脱力して、覆い被さる僕の身体を、 シルクは大きく揺すりながら、抽挿をくり返した。 「…んっ…んっ…」 ほどなく彼も、ビクビクっと震えて、 僕の中に吐き出した。 「はぁ…はぁ…」 そして息を上げながら… 僕の身体をギューっと抱きしめた。 「労わなきゃいけないのに…」 「…」 「更に労力使わせちゃったなー」 「…ふふっ」 僕はゆっくり顔を上げて、 シルクを見下ろして言った。 「…雨が…降っちゃったから…」 それを聞いてシルクは笑った。 「自然の摂理には逆らえない…って言い訳ね」 そして僕らは、また…どちらからともなく口付けた。 立ち上がりながら、僕から自分のモノを引き抜くと、 シルクは、僕のシャツも脱がせた。 そしてシャワーで僕の身体を流した。 キュッと栓を止めて、彼は先に浴室を出た。 「タオル持ってくるから待ってて」 彼はすぐに、自分もタオルを羽織って戻り、 僕にもタオルを投げた。 そして身体を拭いた僕は、 自分のビッチョビチョの服を拾い上げた。 「…これ、どうしたらいいかな…」 「貸して、一緒に洗う…」 シルクはそれも洗濯機にぶち込むと、 洗剤を入れてスイッチを押した。 「これ乾くまで帰れないねー」 シルクは意地悪そうに言った。 「…っ」 タオルで身体を拭いてから… シルクはクローゼットの引き出しを漁って、 太腿くらいまである長いシャツをだしてきて、 僕に渡した。 「ありがとう…」 「パンツも貸す?」 「…何となく、それはいいです…」 「あっそう…じゃーいいや」 むしろちょっと嬉しそうに、そう言い捨てて、 シルクは、僕に差し出したパンツを自分ではいた。 「…」 僕は、シルクが貸してくれた長いシャツを着た。 ホントに、ちょうど太腿が隠れるくらい… 女子のミニスカートくらいな長さだった。 これなら、まーいっか… さしあたり見えないし… 「タオルも洗濯機に入れる?」 「あ、うん…俺のも入れといて」 シルクは僕にタオルを投げた。 僕はそれもまとめて、洗濯機に突っ込んだ。 「…」 その様子を向こうから見ながら、 シルクが言った。 「妙にエロい長さだなーそれ…」 「…」 「しかも、履いてないって思うと…ヤケに妄想を掻き立てられるなー」 いじめっ子だし、エロおやじだし… 実は色々、ダメなお母さんですよね、あなた。

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