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デートのあとで(2)

いつものように、布団を敷いて… 僕らは並んで横になった。 そうだ… 昨日はここに、サエさんが寝てたんだ… 僕はふと、そんな事を考えてしまった。 「…昨日…」 「…ん?」 「ううん…何でもない」 僕は、そそっとシルクの反対側を向いた。 「…サエにね…」 聞いてもいないのに、シルクが言い出した。 「やらしくなったって言われたわー」 「…あはははっ」 思わず僕は吹き出して、 またシルクの方を向いた。 「それ…サエさんに言われたくないよね…」 「ああ…サエもね、お前といると、どんどん自分がエロ親父になってくって言ってた…」 「あはははっ…」 笑いながら…僕は思った。 やっぱ…ヤったんだな、サエさんと… でも、シルクがそんな言い方をしてくれたおかげで… 不思議と、僕はそれを…受容れることができた。 「…ショウヤは、どうだったの?」 あーやっぱそう来ますよね… 「可愛がって…もらえた?」 「…うん」 「どっちがどっちだったの?」 「…それがね…」 僕はまた… 昨夜の変なスイッチ入ったショウヤのことを、 包み隠さずシルクに喋った。 「へえーそんなスイッチあるの、知らなかった…」 「いや…あれはホントに…割とヤバかった…」 「そーなんだ」 言いながらシルクは、僕の頬を撫でた。 「気持ち良かったんだ…」 「…うん…」 僕は少しだけ、後ろめたい感じに… でも、正直に言った。 「…意識…飛んだ…」 「…ショウヤ、すげーな…」 彼は、特に何も気にしてないように、そう言った。 「…ちょっと自信無くなったなー」 「えっ…」 「やらしい俺でも…1人じゃそこまで出来ないなー」 「…そんなの、無くていいよ」 そんな事を言うシルクに向かって、 僕は強い口調で言い返した。 「何で?」 「…何で…かな」 でも、ホントにそう思ったんだ。 やらしくなんて、されなくても… こうやって…シルクとくっついていられたら、 僕は…それだけで十分、幸せな気がしていた。 「お前…また、俺のこと大好きって顔してるけど…」 「…」 「ショウヤの前でも、ちゃんとその顔できたの?」 僕は、ふっと笑って答えた。 「…たぶんね」 それを聞いたシルクは… 身体を起こして…僕の上に覆い被さった。 そして僕を見下ろして…呟いた。 「…無く…なくても、いいの?」 「…それは、えーと…あるってことだよね…?」 「うん」 言いながら…シルクは僕に口付けてきた。 「…んっ…」 僕の胸は…またキュンとした。 シルクの… まさにいやらしい舌使いに… 僕は、くちびるから自分の身体中に… シルクがじわじわと浸み渡っていくのを感じた。 それは、ショウヤのときとは、 また全然違う感覚だった… 唾液が溢れるほどに、散々口の中を掻き回して… ようやく口を離れた彼に… 僕は、息を上げながら言った。 「シルクの口…いやらしくて…キュンキュンする…」 「…」 それを聞いた彼は、 今日は…ゆっくり僕のシャツを捲り上げた。 「どの辺がキュンキュンするの?」 「…んんっ」 「自分で指差して、教えて…」 あー いやらしさが進化してるー 僕は、朦朧と思いながら… 自分の指を…自分の乳首ら辺にあてた。 「…この…辺…」 「…ん」 シルクは、僕のその指を掴んで… それを使って乳首を転がした。 「はっ…あっ…」 自分の指を、操られて… それで愛撫されるっていう… その恥辱的な行為に…僕はビクビクと震えた。 「…自分でするとき、そんななのかな…」 ニヤッと笑いながら…彼は、その手をそのままに、 もう片方の乳首を口に含んだ。 「はああっ…あっ…」 僕は更に震えながら身悶えた。 僕のモノは…ズボンの中で、 すぐに、ズンズンいきり勃ってしまった… 「…いや…もう、出ちゃう…」 「…そんなに気持ちいいの…?」 シルクは仕方なく僕から離れると… 布団をめくった。 そして、ズボンの上から…そっと僕のモノを握った。 「ああっ…んんっ…」 「いいよ出して…洗濯してやるから」 言いながら彼は… そのまま再び、僕の乳首に口を寄せた。 「…んんんっ…」 僕は首を振った。 「やだ…そんなの…」 言いながら僕は、自分で自分のズボンに手をかけた。 シルクは、その僕の両腕をグイッと掴むと… バサっと両側に押し付けた。 そして、自分のモノを… 僕のモノに擦り付けるようにしながら… また僕の乳首を舌先でペロペロと舐めた。 「はぁっ…やだ…やめて…」 僕のそんな喘ぎを聞いて、 若干…いやだいぶ固くなったシルクのモノが… ズボンの上から容赦なく、僕のモノを刺激してきた。 「あっ…ああっ…あっ…」 我慢…出来なかった… 僕は、そのまま… ズボンの中に、愛液を吐き出してしまった。 「…んっ…はぁ…あっ…」 ニヤッと笑ってシルクは… いやらしそうに言った。 「あーあ…出ちゃった…」 「…っ」 彼は、やっと僕のズボンを脱がせると… 起き上がって、それを持って洗濯機の所へ行った。 バタバタと、洗濯機を回す音がして… 彼はティッシュを持って戻ってきた。 そして、僕の身体を軽く拭きながら…言った。 「乾くまで帰れなくなっちゃったねー」 「…」 もうー 絶対シルクも、エロ親父度増してるー

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