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デートのあとで(3)

シルクは、自分もズボンを脱ぎ捨てた。 「人質を返して欲しかったら…俺の言う事きいてもらわないとなー」 「…」 何なのよ、もうー このエロ親父… シルクは、僕の隣に仰向けに寝転がった。 「上に乗って…」 僕は言われるがまま… 彼の身体に馬乗りになった。 「俺のことも気持ち良くさせて…」 「…」 僕は、慣れない手つきで… シルクのシャツを捲り上げた… そして、彼の両方の乳首に指を這わせた。 「…んっ…」 ビクッとしながら、彼は…僕を見上げた。 「お前にされてるって…興奮するな…」 言いながらシルクは、口を開けて… 舌を出した。 「…」 僕は、乳首への愛撫の手をそのままに… その出された舌に…自分の舌を絡ませた。 「…んんっ…ん…」 そうしているうちに… 自分もまた、どんどん気持ち良くなってしまった。 僕の顔を両手で押さえて、ゆっくり僕の口を離すと… シルクは、息を上げながら…言った。 「…俺の口に…挿れながら…俺のも舐めて…」 「…えっ…」 シルクは密かに、昨夜サエゾウとやったヤツを… 僕を相手にやりたいと…思っていたのだ。 僕がちょっともじもじしていると、彼は更に言った。 「ズボン返さないよー」 「…もうー」 僕は致し方なく…身体の向きを変えて… 自分のモノが、彼の口元にいくように覆い被さった。 シルクはすぐに、僕のモノを握って…口に咥えた。 「はあっ…」 僕はビクッとしながら… 上から、彼のモノを握ると… それをゆっくり自分の口に挿れた。 「んんっ…んっ…」 「…んっ…っ…」 僕らは息を上げながら… お互いのモノを舐め合った。 すごく…気持ち良かった。 シルクのモノが、僕の口の中で… 大きく固く、ビクビクとしてくるのを見て… 僕は、うっかり言ってしまった… 「…シルクの…欲しい…」 彼は、僕のモノから口を離して…笑った。 「…あはははっ…やっぱりカオルだ…」 「…なにそれ…」 シルクは続けた。 「じゃあ…挿れて…お前の、好きなように…」 「…」 僕は再び向きを変え… シルクのモノが、僕の中に命中するように… 彼の上に跨った。 そして彼のモノを握って、その上に腰を落とした。 「…んんっ…あっ…」 ゆっくり…少しずつ… 僕の入口で、彼のモノを擦るようにしながら… 僕は、じわじわとそれを、咥え込んでいった。 「…すげー気持ちいい…」 シルクは、ビクビクと震えた。 それがしっかり、僕の奥まで到達すると… シルクは、僕の腰の辺りを両手で押さえて、 自分の腰を、小刻みに揺らした。 「…はあっ…あっ…」 と、僕の中のシルクのモノが… 昨夜、ショウヤに責められた辺りに、 ちょうどあたってくるのを…僕は感じた。 「あっ…あっ…」 そこを意識することで… 僕の快感は、いつも以上に大きく波立った… 「はあ…あっ…すごく…気持ち…いい…」 そんな僕の様相を見ながら… シルクは息を荒げて、更に腰の動きを早めた。 「あっ…あ…あああっ…」 彼の上で、大きく身体を反らせながら… 僕の快感は、極点に達した。 僕のモノから…シルクの身体の上に、 愛液が吐き出された。 「…んんっ…あっ…あ…」 そのまま激しく腰を動かしていたシルクも… ほどなくビクビクと大きく震えて… 僕の中に吐精させた。 「…はぁ…はぁ…」 脱力して、前に倒れそうになった僕の身体を… シルクは必死に押さえながら、 ティッシュに手を伸ばした。 「…拭いて…」 「…」 僕は、力無くティッシュを受け取り… 余韻に震える手で、彼の身体と自分のモノを拭いた。 そして、彼のモノを…自分の中に残したまま、 僕はバタッと、彼の上に倒れ込んだ。 「…何で抜かないの?」 そう訊くシルクに、 僕は息を上げながら…小さい声で、言った。 「…気持ち…いい…」 僕の中で、余韻に脈打つ彼のモノが… 例の、意識する辺りを刺激してきて、 すぐにそこからまた、 次の快感の渦が巻き起こってきてしまったのだ… 「…なんか…開発…されちゃったみたい…」 ビクビクと震える僕の背中を抱きしめながら、 シルクは、囁くように言った。 「ショウヤに?」 「…ん…ん…」 僕は小さく頷いた。 僕は、少しずつ自分で腰を動かして… シルクのモノが、そこにあたる快感を、愉しんだ。 「…んんっ…あっ…あ…」 そしてまた…僕の身体は、大きく震え…硬直した。 何これ… キリがない… 思った僕は… 必死に腰を上げて…シルクのモノを抜き出した。 「…」 そして、 そのまま彼の上にパタっと覆い被さったまま… 僕は、動けなくなってしまった。 「…カオル…おい、カオル?」 またも… 僕の意識は、すっ飛んでしまった…

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