149 / 398

宵待ちの余韻(2)

「サエさん、めっちゃ食べますねー」 「お前に言われたくないー」 なんだかんだで、 僕らはやっぱり…ほぼほぼ完食してしまった… いや…決して… 僕は普段から大食いってわけではなく… 誰かと一緒に食べるのが好き…なんだと思う。 サエさんはどうだか、知らないけど… 「酒飲んでるとさーなんか満腹中枢が崩壊しちゃうんだよねー」 「あ、その感じ…分かりますー」 「皆で飲んで帰った後とかさーちょっと寂しいのもあって、バクバク食べちゃったりするんだよー」 「…それでよく太んないですね」 「シルクにも言われてるしなーもう若くないんだから、体型気にしろってー」 「あはははっ…僕も言われました…」 笑いながら、僕は…空いた皿を片付けていった。 シンクの前に立って、食器を洗っていると… サエゾウが、僕の背中に抱きついてきた。 「…」 そういえばさっきは… 僕がシルクに抱きついたっけなー ここの人たち、後ろからいくのが好きなのかな… 僕も含めて… と、サエゾウは… 抱きついたその手を、僕のシャツの中に入れてきた。 「…ちょっ…待って…」 思わず僕は、身を捩った。 その手は、容赦なく…僕の乳首を捉えた。 「…や…だっ…」 僕は、ビクビクと震えた。 「ちゃんと洗ってー」 言いながら彼は、乳首を指先でくりくり弄びながら、僕の耳をペロッと舐めた。 「…んあっ…」 僕は、カタッと、持っていた皿を落としてしまった。 震える手で、必死に水道の栓を閉め… 僕はシンクの縁に、濡れたままの両手をついた。 僕の耳に舌を入れながら サエゾウは…囁くように言った。 「…このまま…ヤっていい?」 僕は声を震わせながら…答えた。 「…ん…ダメって…言ったら…やめて…くれるんですか?」 「やめなーい」 そう言って彼は、僕の耳と乳首を愛撫し続けた。 「…んんっ…はぁっ…あっ…」 震えながら僕の身体は… 段々と、前のめりになってしまった。 サエゾウは、スッと乳首から手を離すと… 後ろから僕のズボンを下ろした。 「あんなに食べてんのに…脚、細いなー」 言いながら、僕の足を撫でながら… ゆっくり片足ずつ、抜いていった。 そして、自分のズボンも脱ぎ捨てた。 改めて彼は、僕の背中に絡みつくと… 再び片手を乳首に這わせながら、 もう片方の手で、僕のモノを握った。 「…はぁっ…あ…ああっ…」 「相変わらず、すーぐ勃っちゃうのなー」 サエゾウは…そう言って、 自分もいきり勃ったモノを… 僕の両脚の間に滑り込ませてきた。 その、ゾワゾワとした感触が… 僕の快感を、より一層逆立てた。 僕は…どんどん昇り詰めてしまった… 「…あっ…ああ…はぁ…イっちゃう…」 僕は、泣きそうな声で喘いだ。 それを聞いた彼は、 両手で僕の腰をしっかり押さえると… その、自分のモノを、僕の中に押し込んできた。 「はぁっ…ああっ…ん…あっ…」 そしてすぐに、それを何度も奥まで突いた。 「…あっ…あっ…んん…あっ…」 その度に、僕は声を上げながら… 快感の極点へと、突き上げられていった。 ほどなく… 僕の身体は、ビクビクっと硬直してしまった。 「…んんんっ…んっ…」 ボトボトと…僕の愛液が、 キッチンの床に滴れた。 サエゾウも、激しく腰を動かして… やがて、僕の中に… 生暖かく液を吐き出した。 「はぁ…はぁ…」 息を上げながら… 彼はまた、僕を背中から強く抱きしめた。 「…抜いて…ください…」 僕はまた…身体を震わせながら言った。 「…お願い…早く…抜いて…」 「…なんで?」 「片付けなきゃ…早く抜いてくれないと…また、気持ち良くなっちゃう…」 僕は、ホントに泣きそうな声で… 震えながら、哀願した。 それを聞いたサエゾウは…抜いてくれるどころか、 むしろ、がっちり僕の腰を押さえつけた。 そしてニヤッと笑った。 「いーよ…いくらでも気持ち良くなってー」 「…はぁ…あっ…あ…」 僕は、ビクビクと震え続けて… シンクに頭を突っ込みそうになりながら、 必死で両手で身体を押さえた。 「しょうがないなー」 さすがに見兼ねたサエゾウは、 いったん僕の中から引き抜くと… 僕の身体を、そのままキッチンの床に押し倒した。 そして僕の両足を開いて、 ドロドロな僕の秘部に… 指を2本…グリグリと差し込んできた。 「…あ…ああ…あ…」 彼はもう片方の手で、僕のシャツをたくしあげると… 僕の乳首に吸い付いた。 舌先でそれを転がすように愛撫しながら… 彼の指は、僕の中の気持ち良い所を探るように… 激しく何度も突いてきた。 「はぁっ…あ…あ…」 僕の身体中を、そこはかとない快感の渦が、 何度も何度も…襲い掛かってきた。 力無く喘ぎながら、僕はビクビクと震え続けた そんな僕の様子を、 サエゾウは、それはそれは愉しそうに見下ろした。 そして彼は、トドメを刺すように… ペロッと舌舐めずりをしながら、いやらしく囁いた。 「…お前のココが、もっと欲しいって言ってるー」 「…」 その台詞にヤられて… 僕はそのまま、また意識が遠のいてしまった。

ともだちにシェアしよう!