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因縁の打上げ(4)

「…んんっ…あっ…あああっ…」 サエゾウに上半身を弄られながら… 僕は、カイの口の中に… 呆気なく愛液を吐き出した。 それをキレイに舐め上げながら… カイは更に僕の秘部に、ゆっくり指を入れてきた。 「…はぁっ…あっ…」 「カイの指…気持ちいいー?」 またサエゾウが、いやらしく囁いた。 僕はビクッと震えた。 「すげー締まった…」 カイが、ニヤッと笑って言った。 僕の、気持ち良い箇所を探るように… カイの指は、グリグリと僕の中を刺激してきた。 「はぁっ…ああっ…んっ…」 震え喘ぐ僕の両腕を押さえ付けながら… サエゾウは、僕の乳首を口に含んだ。 「…んんっ…あっ…」 こっちでは、椅子に座ったハルトのモノに… 既にズボンを脱ぎ捨てたショウヤが、傅いていた。 僕の中の感触を愉しんだ指を、スッと抜くと… カイは、勢いよく僕の両足を開いた。 そして、もっとグリグリと… 自分のモノを、力強くねじ込んできた。 「…うあっ…あっ…」 そのキツさと激しさに… 僕は大きく声を上げてしまった。 「カオルが…カイに挿れられちゃった…」 ハルトは、ショウヤの頭を両手で持った。 ショウヤは、うっとりした表情で顔を上げた。 「俺も挿れたい…」 それを聞いて、ショウヤは… ゆっくりとハルトのモノから口を離した。 ハルトは、ショウヤの身体を持ち上げると… 自分の太腿の上に乗せた。 そして、彼の中に… 自分のモノを差し込んでいった。 「…んんっ…ああっ…」 ショウヤも声を上げた。 あの、変態ショウヤの… 挿れられての漏れる喘ぎ声っていうのが… 僕の快感スイッチを、更に増強させてしまった。 激しくカイに突かれながら… 僕は、再び極点へと昇り詰めた。 「…はぁっ…あああっ…あ…」 「…んっ…んん…あっ…」 ビクビクと大きく震えながら… 僕のモノから愛液が吐き出されると同時に、 カイも大きく身体を硬直させながら、 僕の中の奥に…吐精させた。 「はぁ…はぁ…」 息を上げながら、チラッと向こうを見ると… ショウヤが、ハルトに抱き付きながら… 小さく揺らされているのが、目に入った。 その視覚からの刺激に加えて… カイの大きなモノが、また余韻に脈打つ感触で… 僕の身体に…またすぐに、 快感の波が沸き立ってしまった。 「…んっ…んんんっ…」 「あーまた失神しちゃうかなー」 ビクビクと震える僕を見下ろしながら、 サエゾウが言った。 「俺まだ挿れてないのにー」 また少しプンプンしながらも… 彼は、僕の乳首を愛撫する手を休めなかった。 「はぁ…あ…ぁ…」 僕は、目も口も半開きになったまま… 若干、朦朧としながら… 何度も押し寄せる、その快感に身を任せていた。 「んんっ…あっ…あああ…」 ハルトの身体が硬直し… ショウヤも、ビクビクと身体を震わせた。 お互いにイき合った、 そんな2人の様相を薄目で見ながら… 僕の意識は、だんだんと遠のいていった。 「失神したカオルを凌辱してやるー」 そんなサエゾウの言葉が、 耳に入ってきたのを最後に… 僕はまた、何も分からなくなってしまった。 「失神させたかな…」 カイは、満足気にそう言いながら、 ゆっくり僕の中から引き抜いた。 「…今イったのは、俺らなのにね…」 息を上げながら、ハルトが言った。 「…はぁ…はぁ…カオルさん…僕とハルトさんのを見て…興奮しちゃったみたいですよ…」 「そんなのも分かるのか…」 「でも、じゃーカイだけのせいじゃないじゃんー」 意地悪そうにサエゾウが言った。 「…」 カイはちょっとムッとしてしまった。 「じゃー俺は、動かないカオルを犯りまーす」 久々に、サエゾウが宣言した。 「…それ、楽しいの?」 「反応ないのに…」 構わずサエゾウは…自分のズボンを脱ぎ捨てると、 動かない僕の身体に馬乗りになった。 「だってーまさにそんな感じなんでしょ、あの曲ー」 「あーなるほど」 彼は、僕の上半身を、その感触を愉しむように… いやらしく撫で回していった。 「カオル人形…動かなくてもエロいー」 「…写真撮りたいですっ…」  ワサワサとズボンを履きながら、 慌てた感じでショウヤが言った。 カシャッ… カシャカシャッ… 「あーまさに…カオル人形を溺愛してる感じですね」 動かない僕の身体に覆い被さり… 手と舌を、あちこち這い回せるサエゾウの画を、 ショウヤはまた、うっとりしながら、 どんどんカメラに収めていった。 「さすがに勃たないなー」 動かない僕のモノを握りながら、彼は呟いた。 「まーいいや…」 構わずサエゾウは、僕の足を開くと… 自分はしっかり勃ったモノを、僕の中に押し込んだ。 カシャッ… 「あーもっと撮ってー」 彼は、そのシャッター音に掻き立てるられながら… 動かない僕に、何度も抽挿させた。 カシャカシャッ… 「…うん…んんっ…んっ…気持ちいい…」 そしてサエゾウは、大きく身体を震わせて… 僕の中に液を吐き出した。 「…はぁっ…あっ…はぁ…」 息を上げながら… 彼はゆっくり…テーブルの方に目をやった。 カイとシルクとハルトは… 何事もないように…飲み進めていた。 「…」 彼はゆっくり…僕の中から引き出した。 そして自分のモノと、僕の身体を拭きながら… ボソッと呟いた。 「やっぱなんか…ちょっと虚しい感じするなー」 「だって反応ないんだもんな…」 「何とかドールみたいなもんだよね」 「公開自慰か…」 「…」 「そんな事ないです、貴重な…すごーく良い画がいっぱい撮れました!」 ショウヤが叫ぶように言った。 「ショウヤ…さんきゅー」 サエゾウは…苦笑した。

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