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螺旋の2人(2)

いったん僕の身体を拭いたシルクは、立ち上がってキッチンに行くと、ハイボール缶を取って、ゴクゴクと飲んだ。 「お前も飲む?」 「…うん…」 息を上げながら、僕は頷いた。 シルクは、ハイボールを口いっぱいに含むと、 僕の口を塞いで、それを僕の口に流し込んだ。 ゴクン… 僕はそれを、飲み干した。 ハイボール缶をテーブルの上に置くと、 シルクは自分の服を脱ぎ捨てた。 そして改めて…僕の上に覆い被さった。 僕はそっと、彼の身体に手を這わせた。 僕の指が、彼の乳首に触れると… 彼はビクッと身体を震わせた。 「…ヤバい…気持ちいい…」 いきり勃ったシルクのモノが… 僕の下腹の辺りに触れていた。 僕の身体は、またゾワゾワと…快感を湧き立たせていた。 僕はたまらなくなって、起き上がると… 逆に、シルクを横に押し倒した。 そして、いきり勃った彼のモノを、そっと両手で包んだ。 「…んんっ…」 シルクがビクビクッと震えた。 僕はその尖に…そっと自分の舌を這わせた。 濡れたそこを味わいながら、 僕はそれをゆっくりと、自分の口に咥え込んだ。 「んんっ…あっ…」 僕の口の中で、ビクビクと脈を打つそれを、 僕は舌を絡ませながら、何度も抽挿させた。 シルクは、僕の愛撫に身を任せながら 僕の髪に指を絡ませていた。 「…んっ…すげー、気持ち…いい…」 息を上げる彼の身体が…ビクビクッと硬直した。 同時に、僕の口いっぱいに… 彼の愛液が吐き出された。 シルクはすぐに僕の頭を持って、 自分のモノから離した。 僕の口元から、自分の愛液が滴り落ちる様子を見て… 彼は満足そうにニヤっと笑うと、 それをそっと指で拭った。 「マジでエロいな…」 それからシルクは、起き上がって僕のシャツを脱がせると…背中から僕を抱きしめた。 そしてうなじに口付けながら、後ろから手を回して、僕の両方の乳首を愛撫してきた。 「…んんっ…」 ゾワゾワする身体に、その刺激がまた、大きく快感の波を逆立てた。 シルクの素肌が、僕の背中にピッタリと張り付く感触が…更にそれを後押ししていった。 シルクは、右手を…スルスルと、僕の秘部まで滑り下ろした。 そして、ゆっくりと、そこに指を差し込んだ。 「はぁっ…あっ…」 その指が、僕の気持ち良い所にあたってきた。 そしてグリグリと、そこを刺激してきた。 「あっ…ああっ…」 僕はビクビクと震えた。 乳首の刺激と相まって…それはすぐに、大きく快感を押し上げた。 僕はほどなく、ビクビクと身体を震わせ… 中での絶頂を迎えた。 「…はぁ…ぁ…んんっ…」 何度も攻め寄せる快感の波に… 僕は朦朧としながら、目を閉じた。 そんな僕の様子を見て… シルクはスッと指を抜くと、僕の身体を仰向けに寝かせた。 「…そんなに…気持ちいいの?」 そう囁くシルクの言葉に… 僕は目を閉じたまま、小さく頷いた。 改めて…シルクは僕の上に覆い被さった。 そして僕の顔を両手でしっかりと押さえると、 激しく口付けてきた。 朦朧としながらも… 僕は彼の舌を受け止め、自分の舌を絡めた。 そっと口を離した彼は、 僕の両足を大きく開いた。 そしてじわじわと…今度は彼の…モノが、 僕の中に押し込まれてきた。 「…っ…ぁ…」 僕はもう、声が出せなくなっていた… 彼のモノが、また激しく僕の快感を湧き立てた。 …もう…ダメかも… また失神しちゃうかも… 思いながら僕は、最後の力を振り絞って… 必死に目を開けた。 目の前にシルクの顔があった。 息を荒げながら、愛おしそうに僕を見つめていた。 僕は、身体の快感と共に… そこにシルクがいてくれる事、シルクが僕を気持ち良くさせてくれているっていう事への… 精神こころの快感を感じていた。 シルクと繋がってる… シルクとひとつになってるんだ… シルクが、激しく腰を動かした。 揺らされながら、僕のモノもまた、再びいきり勃っていった。 「…んんっ…はぁっ…」 大きく身体を震わせたシルクのモノから、 生温かく、愛液が僕の中に吐き出された。 …気持ち…いい… 何度目かの中イキと同時に… 僕のモノからもまた、愛液が噴き出した。 そんな超絶な極点を感じながら… 僕の意識は、またスーッと遠退いていってしまった。 気がつくと… 僕は、シルクの腕の中にいた。 僕はそっと顔を上げた。 僕の頭をしっかりと抱きしめたまま、 彼は寝息を立てていた。 シルク… 僕は、何とも言えない 満足感と安堵感に包まれていた。 大好きな人に抱かれて、 すごく気持ち良くなって… そしてこんな風に…包まれて眠れるなんて… 僕はそっと身体を起こすと、 目を閉じたままのシルクのくちびるに、そっと口付けた。 そしてまた…彼の胸にピッタリとくっついて、 再び目を閉じた。 僕は、ただただ… しあわせを噛み締めていた…

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