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仕返しな打上げ(4)
「カオルさん…ホントにエロくて可愛いですよね…」
またも僕の恥ずかしい瞬間を…しかとカメラに収めたショウヤが、興奮気味に呟いた。
「うん…我慢出来なーい」
そう言ってサエゾウは、シルクから僕の身体を引き剥がすと、床に押し倒して、両足を…拘束された両手ごと開いた。
「今度、ちゃんとした道具、ポチっとくからねー」
ちゃんとした道具って何ですか…
朦朧としながら、そんな事を思った僕の中に、サエゾウのモノが、ぐいぐいとねじ込まれてきた。
「…んんっ…」
拘束された体位のせいもあって、彼のモノが…すぐに僕の気持ち良いポイントに到達した。
「はあっ…あっ…」
僕は、ビクビクと震えて声を上げた。
グリグリとそこを刺激しながら…サエゾウは息を上げながら、またいやらしく言った。
「ここ…気持ちいいんだー?」
「んんっ…あっ…」
「俺もめっちゃ気持ちいいー」
「…んんっ…」
サエゾウは、そこを意識しながら…何度も何度も激しく腰を動かした。
それによって、そこから湧き上がる快感の波に…僕は何度も飲まれて果てた。
やがて…彼は大きく身体を震わせて、僕の中へ吐き出した。
「はぁ…はぁ…」
息を荒げたサエゾウは、僕のなかから引き抜くと…カイの方を向いて言った。
「カイはー?どうするー?」
「…どうするって?」
「好きなように縛っていーよー」
いや…
…何で…サエさんが…決めるん…ですか…
「いいよ…そのままで…」
言いながら、カイは立ち上がって僕に近付いてきた。
「押さえといて…」
そう言ってカイは、僕の身体をうつ伏せにさせた。
サエゾウが、僕の肩をしっかり掴んで持ち上げた。
カイは、拘束されて膝立ちになった僕の腰を押さえると…後ろから自分のモノを差し込んできた。
「…んんっ…んあっ…」
それはまた、すぐに僕のポイントを刺激した。
「はああっ…あっ…」
カイに激しく抽挿されるたびに、湧き上がる快感が、僕の身体をいくらでも突き上げた。
「気持ち良いのー?」
「…っ…ぁ…」
僕は…声を上げるのもままならなくなっていった。
「もう喋れないー?」
ニヤっと笑ってサエゾウが言った。
「…つ…」
カイに激しく攻められ…また、何度も何度も快感の極点に晒され続けた僕は…カイから吐き出された生温かい感触を確認するも…そのまま、何も分からなくなってしまった。
「あ、逝ったー」
「…はぁ…はぁ…」
息を上げながら、カイが自分のモノを引き出した。
カシャッ…
両手両足を拘束されたまま…ドロドロで動かなくなった僕を…ショウヤは、とりあえず写真に収めた。
「ちょっと可哀想…」
ハルトが言った。
「サエ、気が済んだ?」
シルクは、そう言いながら…立ち上がって布団を出しにいった。
「済んだー」
そう言ってサエゾウは、僕の手足のテープを剥がした。
「カイも済んだでしょー?」
「俺はここまでしようとは思って無かったけど?」
僕の身体を拭きながら、カイは言った。
「俺も…」
布団を敷きながら、シルクも続けた。
「何だよーノリノリだったくせにー」
「あははは…まあね、そうだな」
「カオルさんには悪いけど、おかげでまた、良い写真いっぱいとれました」
カメラをギュッと抱きしめながら、ショウヤが言った。
テーブルで、飲み直していたハルトが…他の3人に聞こえないくらいの声で、ショウヤに訊いた。
「ちなみに本人はどうだったの?…悦んでた?」
ショウヤは、ニヤッと笑って大きく頷いた。
「まーそうだろうねー」
「お仕置きだけど、完全に和姦だと思います」
「えっ?」
「何か言ったー?」
こっちで、僕の片付けをしていた2人が訊いた。
「何でもないよ、こっちの話…」
言いながらハルトとショウヤは、クスッと笑い合った。
「はーお疲れー」
すっかりお仕置きプレイを満喫したサエゾウは、再び座って飲み始めた。
「もっかい見るか…」
そう言ってシルクは、PCを操作して、再びDVDを流し始めた。
「同一人物…なんですよね…」
画面の中で、力強く観客を巻き込む僕の姿を見ながら、ショウヤがポソっと呟いた。
「繋がる事で見えてくるものがあるって…言ったって…カオルさん言ってましたよね?」
「ああ、桜人にね」
「僕も、そう思います」
「まあね、無いよりはね…」
「だって僕も…すごくカオルさんの事が解るようになりましたから…」
「ヤバいスイッチプレイでか」
「…っ」
シルクの突っ込みに、ショウヤは顔を赤くした。
「そう言えば、裏神様…すごかったよな…」
「ああーマジでヤバい…」
「えー俺、それ観てないー!」
「えっ?裏あるの?…俺それ聞いてないけど」
「…」
もじもじしてしまったショウヤに代わって、カイが言った。
「裏鑑賞会に切り替えるか」
「いーねー」
「見たい!絶対見たい!」
「…分かりました…」
そう言ってショウヤは…自分のスマホから、全ての「裏」動画を、シルクのPCに転送した。
シルクはPCの前にどっかり座って、若干前のめり気味にマウスをカチカチと操作した。
そして…「裏鑑賞会」が…始まった。
ショウヤは…箱ティッシュを、テーブルの真ん中にドーンと置いて言った。
「処理は各自それぞれでお願いしますね…」
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