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こっちの2人の続き(1)
「んーんんー♪」
鼻歌を歌いながら、洗濯機を回したシルクは…こないだサエゾウが使った養生テープを持って戻ってきた。
またもズボンを人質に取られた僕は…身体を丸めて、布団に蹲っていた。
見下ろすシルクは、僕にかけられていた毛布を、バッと捲ると…ニヤっと笑いながら言った。
「どんな風に虐められたい?」
「…っ」
僕は、怯えるような目でシルクを見上げた。
「何…その顔?」
言いながら、彼は僕の身体を起き上がらせると…半ば無理矢理…僕のシャツのボタンを外した。
胸元が露わになった所で…シルクは、持ってきた養生テープを、僕の身体にグルグルと巻き付け始めた。
「えっ…何…?」
シャツごと…両腕ごと…僕の上半身に、テープが巻かれていった。
「やっ…やめて…」
ニヤニヤしながら、構わず彼は続けた。
「もっと嫌がってもいいけど?…どうせ嬉しいのは分かってるから…」
「…」
そんな意地悪い彼の言葉は…心地良い寒気となって、僕の胸にゾワゾワと響いた。
ちょうど乳首だけは隠れないように、いやらしい感じに巻き終わると、シルクは、満足そうに…悪い顔で僕を見下ろした。
「すげーエロい…」
「…」
ああ…
サエさんよりやらしい…
思いながらも、僕は…熱く湧き上がる嗜虐的快感に、身体をどんどん持っていかれていった。
「何か既に勃ってない?」
「…んっ…んん…あっ…」
背中から手を回したシルクが、テープの隙間から覗く乳首に、そっと触れただけで…僕のモノは、ガチガチにいきり勃ち…尖を濡らしていった。
「はぁっ…いや…あっ…あああっ…」
「すっごく気持ち良さそうだけど?」
囁きながら彼は、僕の耳に口を寄せた。
「ああっ…あ…」
僕はビクビクと…大きく震えた。
「…出…ちゃう…」
それを聞いたシルクは、乳首を愛撫する指の動きを早めながら、耳の中に、舌を突っ込んで舐め回してきた。
「はあっ…あっ…んんんんっ…」
そんな彼の愛撫にビクビクと震えながら、大きく身体を硬直させて…僕は、愛液を吐き出してしまった。
「はぁ…はぁ…」
「ふふっ…」
満足気に笑いながら…息を上げる僕の身体をいったん拭いて…彼は、今度は僕を仰向けに押し倒した。
舌なめずりをしながら自分のズボンを脱ぎ捨てると…
シルクはまた、隙間から覗く乳首に…今度は自分のいきり勃ったモノを擦り付けてきた。
「んんっ…あっ…」
そんな嗜虐的な行為に…僕の身体は再び熱さを増した。
生温かく柔らかな、いやらしい感触は…またも快感の波を巻き起こしていった。
「すげー硬い…」
「はぁっ…あっ…」
シルクは、続いて自分のモノを…今度は僕の顔に擦り付けた。
その尖の濡れた液が、僕の頬に塗り付けられた。
「…んんっ…」
そんな恥ずかしい行為の数々に…僕は、再び昇り詰めていった。
そして…言ってしまった。
「シルクの…欲しい…」
それを聞いた彼は、自分のモノを僕の口元にあてながら…意地悪そうに言った。
「ここに?」
「…っ」
僕は、大きく首を横に振った。
「どこ?」
シルクは更に続けた。
「ちゃんと言え」
もう…
どんだけ虐めたら気が済むんだ…
思いながらも…
息を上げながら…僕は泣きそうな声で言った。
「僕の…いちばん…気持ちいい所に…」
シルクは、僕の顔からモノを離すと…僕の太腿に手を滑らせ…僕の秘部に指をあてた。
「それって…ここ?」
「…っ」
僕は…顔を歪めながら…小さく頷いた。
彼はニヤッと笑いながら、僕の両足を開いた。
そして、硬くいきり勃った彼のモノが…僕の中に、ぐりぐりとねじ込まれてきた。
「ああっ…あ…はあっ…」
それはすぐに…まさに僕の、いちばん気持ち良いポイントに到達した。
そこから湧き上がる快感の渦は、あっという間に僕を極点へと突き上げた。
「はぁっ…ああっ……んんっ…」
またも吐精してしまった僕を、野獣のような目で見下ろしながら…シルクは、更に僕のポイントを探るように…ゆっくりと腰を揺らした。
「んん…あっ…」
それは着実にそこを捉え…またも僕を、迷宮のように出口の見えない快感の域へと陥れていった。
「はあっ…あっ…はっ…」
シルクは息を荒げながら…容赦なく僕を責め続けた。
「…っ…ぁ…」
何度も何度も…押し寄せる絶頂の波に…
やがて僕は声も出せなくなり…目も開けていられなくなり…次第に意識が遠のいていった。
僕の中に吐き出された、彼の生温かい感触を感じながら…僕は完全に逝った。
「…はぁ…はぁ…」
大きく肩で息をしながら、シルクは…
テープでぐるぐる巻きにされたまま…2人の愛液で汚れて、動かなくなった僕を見下ろした。
ピーッピーッ…
ちょうど、洗濯機の終了の報知音が聞こえた。
「…」
(…何…やってんだ…俺…)
『…気が済むまで…ヤってください…』
シルクの頭に…そんな僕の言葉が蘇った。
(気が…済んだのか…俺…?)
(こんなに…虐めて…酷くして…?)
彼は…目を閉じて動かなくなった僕の顔を撫でた。
(…カオル…)
「ごめん…」
シルクは、そう呟きながら…
僕の身体を、力強く抱きしめた。
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