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真夜中の庭で打上げ(3)
曲が終わった。
ふと見ると…
ショウヤの様子が、すっかりおかしくなっていた。
「あーあ…やっぱりね…」
シルクが言った。
「……」
ショウヤだけではなかった。
ハルトも、何かを堪えるような表情になっていた。
「こーれは、カオルが責任取んなきゃだねー」
しれっとサエゾウが言った。
え、そこは…共同責任じゃないんですか??
心の中で叫びながらも、僕はサエゾウに腕を掴まれ、椅子からずり下ろされた。
そしてサエゾウは…2人の前に、僕の身体を突き出しながら言った。
「どーぞ…煮るなり焼くなり…挿れるなり挿れられるなり…好きにしてー」
「…どうする…」
「…ハルトさん…また、メイクしますか…?」
ええーっ!!
あの超変態プレイを…
この人たちの前でヤるのはやめて欲しいです〜
僕は心底怯えた表情で、彼らを見上げた。
そんな僕を見て…ハルトはクスッと笑いながら言った。
「あれは…俺たちだけのときの秘密にしとこう」
「えー何か意味深な感じー」
とりあえずホッとした僕の身体を…ハルトは、後ろから抱き上げると…ショウヤの前に立たせた。
「いいよ…ショウヤの好きなようにしなよ」
「…っ」
若干の息の上がったショウヤは…震える手で、僕のシャツをゆっくり捲り上げていった。
「…んんっ…」
シャツに乳首が擦れる刺激で…
僕はビクッとしてしまった。
ほどなく、胸元が…彼の目の前に露わになると…ハルトは、捲り上げられたシャツごと、僕の両肩をしっかりと押さえ付けた。
「カオルさんって…ホントに、何でこんなにエロくて可愛いんですか…」
言いながらショウヤは、僕の両方の乳首に、そっと指を這わせてきた。
「はぁっ…あっ…」
その台詞と、その指の刺激に…僕の胸には寒気が走り…すぐに身体のそこ此処から、快感の波が湧き上がった。
彼は、ビクビクと震える僕の胸元に顔を近付けると…指での愛撫をそのままに…片方の乳首に、吸い付くように舌を絡ませた。
「あっ…んんっ…ああっ…」
更に身体を捩らせ、膝を折る僕の身体を…ハルトがしっかりと支えた。
「ずーっとカメラ越しだったからね…相当溜まってる筈だよ…」
耳元で、ハルトが囁いた。
「俺も…だけどね」
「…っ」
両方の乳首を執拗に責めながら…ショウヤは、僕のズボンに手をかけた。
「手伝ってあげるー」
言いながらヒョコヒョコやってきたサエゾウが、横から手を出して、僕のズボンを無理やり脱がせた。
久々に出た…
サエさんの手伝ってあげる…
頭の隅っこで、そんな事を考えながらも…
露わになった僕のモノは、既にいきり勃ち…僕は、ショウヤの愛撫に、身体中の全てを持っていかれてしまった。
両肩を押さえていたハルトの手が、僕の口元へと滑っていき…僕の口の中に、グイッと指を突っ込んできた。
「んっ…んんんっ…」
僕は更にビクビクと震え上がった。
2人に、乳首と口を激しく責められて…
僕は敢えなく、愛液を吐き出してしまった。
「…ホントに…たまらなくエロいな…カオルさん…」
「…はぁ…はぁ…」
ショウヤは、息を上げる僕を見上げながら…取り憑かれたように呟いた。
そして彼は続けた。
「ハルトさん…挿れてあげてください…」
「何で…いいの?」
ショウヤは、僕のくちびるを…その感触を確かめるように、指でなぞりながら言った。
「僕は…この、エロい口を犯します…」
「…っ」
そのいやらしい台詞に…
僕の身体はまた、ズンズンと熱を帯びた。
ショウヤは、座ったまま、自分のズボンを膝まで下ろすと…僕の頭を掴んで、自分の股間に押し付けた。
それを確認したハルトは…今度は僕の腰をしっかり押さえると、僕の秘部を確認するように…そこに指を這わせた。
「…んっ…ああっ…」
思わず声を上げたその口は…すぐにショウヤのいきり勃ったモノで塞がれてしまった。
「ん…んんんっ…」
同時に…後ろから、ハルトのモノが…僕の中にグリグリと押し込まれてきた。
「…ん…んん…んっ…」
「はぁ…ああっ…カオル…さん…」
ハルトのモノに刺激され…何度も極点へと突き上げられる僕の頭をしっかり押さえつけて…
ショウヤは僕の口に、悦いように抽挿させながら、激しく声を上げた。
僕もまた、取り憑かれたように…それに舌を絡めた。
「なーんか、やらしいよねーあの2人ー」
呟きながら、サエゾウは…自分のスマホを僕らに向けると、動画のスイッチを押した。
「お前に言われたくねーよ」
「ちなみに…俺らはどうする?」
珍しく、ヤル気満々な感じで、カイが言った。
「ふかふかベッドでヤりたーい」
サエゾウが、間髪を入れずに…スマホから顔を上げないまま答えた。
「あはははっ…確かにな」
「じゃあそれで…」
「…っ」
そんな不穏なやり取りを、ぼんやりと聞きながら…
僕は2人に激しく揺らされ…既に意識も危ういくらいに、何度も快感の絶頂を繰り返していた。
「はああっ…あっ…」
「…んんっ…ん…」
ほどなく…僕の両方の口は…
彼らの愛液でドロドロになった。
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