294 / 398

真夜中の庭の夜(1)

「んんっ…あっ…あ…」 捲り上げられて露わになった僕の乳首を…サエゾウは、いやらしい舌使いで、舐め回した。 口には、シルクの舌が入れられ…唾液が溢れるほどに…掻き回されていた。 「んんん…んっ…」 カイに尖を舐められていた僕のモノは、あっという間に愛液を吐き出してしまった。 だから何?…って感じで… 彼らは、それぞれの愛撫の手を(舌を)一向に休める気配は無かった。 ビチョビチョの口を、そっと離れたシルクが…僕の耳元で言った。 「最初に誰のが欲しい?」 「…っ」 「ちゃんと言えよ」 「…はあっ…あっ…」 僕は、乳首を執拗に責められる快感に酔いながら…思わず言ってしまった… 「…サエ…さん…」 「マジでー?」 サエゾウは、飛び上がるように身体を起こした。 「じゃあ、そっちに挿れる前に…またビチョビチョにしてくれるー?」 言いながら彼は、僕のシャツを完全に脱がせると…僕の口元に、自分のモノを押し付けてきた。 僕はなすがままに、それを両手で包むと…唾液をいっぱいに溜めながら、それを丁寧に舐めた。 「サエが挿れやすいようにしといてやるよ」 言いながら、カイは…自分の指をペロッと舐めると…その指を、僕の秘部に差し込んできた。 「んんっ…ん…」 僕はビクビクと震えた。 そんな事しなくても、おそらく挿れやすい感じにビチョビチョになったモノを…サエゾウは、僕の口から離した。 カイは、スッと指を抜いた。 「リクエストありがとうねー」 ニヤッと笑って言いながら…サエゾウは、僕の両足を大きく開くと…その、ビチョビチョにいきり勃ったモノを、僕の中にギュウギュウと押し込んだ。 「はあ…あっ…あ…」 まさに、望み通りの…サエゾウのモノが…僕の中で大きく脈を打ち…身体中へと波紋のように、快感を広げていった。 僕の頭の上から… シルクの手が、僕の両方の乳首を捉えた。 「んああっ…はあっ…」 それは、僕の波を…更に逆巻いた。 おかしくなりそうな快感の荒波に、僕は何度も飲まれ、突き上げられていった。 「はぁ…サエ…さん…」 うわ言のように、僕は喘いだ。 「はぁ…はぁ…もっと、もっと呼んでー」 息を荒げながら、サエゾウは、激しく腰を揺らした。 「…サエ…さん…」 「ん…んん…あっ…あああっ…」 ビクビクッと大きく身体を震わせて… サエゾウは、僕の中に勢いよく吐き出した。 ピクピクと余韻に脈を打つ彼のモノが…乳首を弄るシルクの指の刺激と相まって…僕の快感は、途絶える事が無かった。 「…んん…はぁっ…あ…」 震え続ける僕の耳元を、その吐息で愛撫するように、シルクは再び囁いた。 「次は…どっちがいい?」 「…っ」 僕は、力無く目を開けて…サエゾウの後ろで僕を見下ろすカイを見上げた。 「…カイさんに…滅茶苦茶に…されたい…」 「…!」 それを聞いたカイの目が、一瞬大きくなった。 「…よく言えました」 またも吐息で刺激するように、シルクが囁いた。 サエゾウは、僕の中から引き抜くと…僕の身体を拭いた。 そして、僕の両手を後ろに回すと…自分の着ていたシャツで、その両手を縛り上げた。 カイは…僕の隣りに、ゆっくりと身体を横たえると、僕の身体を持ち上げて、僕の両足の下に自分の顔がくるように、僕を四つん這いにさせた。 「ここ…いじっといてやるから…お前も舐めて」 「…っ」 サエゾウにも手伝われて… 僕は、カイのモノを、必至に口に咥えた。 「ん…んん…」 両腕の自由が効かない無理な体勢で…僕は、頭を動かせないまま、口の中いっぱいの彼のモノに、一生懸命に舌を絡ませた。 仰向けになったカイは…下から、片手で僕のモノを握って…その尖をペロペロと舐めながら…僕の秘部に、指をグリグリと差し込んできた。 「…んんんっ…」 その指が…しっかりと例のポイントを捉えた。 僕は、そんな厳しい体勢のまま…ビクビクと身体を震わせながら、その愛撫によって、絶頂へと突き上げられてしまった。 「あーもう…手伝いたいー」 言いながらサエゾウが、僕の背中から手を回して、両方の乳首を摘んだ。 「んんっ…んんん…」 僕はまたすぐに… おかしくなりそうなレベルに達してしまった。 「さっさと挿れないと、逝っちゃいそうだな…」 ニヤッと笑って呟きながら…カイは、ヒクヒクと痙攣する僕のモノから手を離すと、ゆっくり身体を起こした。 いきり勃った彼のモノが…僕の口から離れた。 「はぁ…はぁ…」 「どうしたい?…後ろから挿れられたい?」 「…」 「それとも…」 カイは言いながら…僕の身体をひっくり返して、自分の上に跨がせた。 「下から…突き上げられたい?」 「…っ」 カイは、僕の身体を起き上がらせると…いやらしく胸元に指を這わせていった。 「は…あっ…あぅっ…」 両手を拘束され…露わな格好で、そうされる事で…僕の身体は、勝手にビクビクと震え上がった。 そして僕は…絞り出すように答えた。 「…激しく…突き上げて…ください…」 それを聞いたカイは、他の人が見ても分かるくらいに、ゾクゾクッと震えた。 「わかった…」 そして彼は、僕の腰を持ち上げると…ガチガチになった自分のモノを、僕の中に突き刺した。 「は…あっ…あああっ…」 まさに突き上げるように、それは、激しく僕の快感ポイントを責め、鼓舞させた。 「こーれはお手伝いだよねー」 言いながらまた、サエゾウが、僕の背中から手を回して、僕の乳首を弄った。 「…はっ…あ…んあっ…っ…」 激しく突き揺らされながら…僕はもう、何も考えられなくなっていった。 「…っ…ぁ…はぁっ…」 ほどなく、身体を硬直させたカイのモノから吐き出された、生温かい感触を確認しながら…朦朧と、再び愛液を吐き出した僕は… そのまま、完全に意識を失ってしまった。

ともだちにシェアしよう!