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改めて慰労会(2)

「…やっぱ食べられたかったんでしょー」 「…っ」 「我慢しないでちゃんと言えよー」 言いながらサエゾウは、立ち上がって僕の隣にやってきた。 そして、シュッと僕の股間に手を伸ばした。 「は…あっ…」 僕は、ビクッと震えてしまった。 「シルくんにチューされて、ずっと、こんなんなっちゃってたんだー」 「…っ…んっ…」 サエゾウに触れられて…ただでさえ、じわじわと疼いていた僕のモノは、更に硬さを増してしまった。 「またそのまま出したらいい…」 「…!」 無責任にそう言うシルクに、サエゾウが食い付いた。 「またって何ー?またってーー!?」 「…」 「いつもそんなヤラシい事してんのー?」 「いつもじゃない…」 またも若干プンプンしながら、サエゾウは椅子の後ろから、僕の両腕を押さえ付けるように、胸元に手を這わせながら言った。 「じゃー俺も、このままイかせるー」 サエゾウの指が、シャツの上から僕の乳首を捉えた。 「はあっ…あっ…」 僕はまた、ビクビクッと震えた。 クリクリといじられるうちに、僕のそこは、シャツの上からでもわかりやすく、固く尖っていった。 「いいー事考えちゃったー」 そう言ってニヤッと笑ったサエゾウは、僕のシャツを首の辺りまで一気に捲り上げた。 その、尖った乳首が…露わになった。 それからサエゾウは、僕の前のハイボールの入ったグラスから、氷を2つ取り出した。 そして、あろう事か…その氷を、露わになった僕の両方の乳首に…そっと押し付けた。 「うあっ…あっ…」 僕は思わず、飛び退るほどに、震え上がった。 我慢出来ずに、ショウヤがカメラを取り出した。 カシャ…カシャッ… 「スゴい…ヤラしい…」 若干息を上げながら… 彼は夢中でシャッターを切っていった。 その冷たい刺激は…僕の快感の波を、容赦なく巻き上げ…あっという間に、僕を突き上げていった。 「いや…あ…出ちゃう…」 僕は必死に自分のズボンに手を掛けようとした。 「ダメー」 言いながらサエゾウの腕は、ガッチリと僕の両腕を押さえながら…更にその、氷の愛撫を続けた。 「…いや…はあっ…あ…」 僕は、何度も首を横に振りながら…抵抗を試みたが…それは無駄な努力に終わった。 「はぁっ…あ…いや…ああっ…んんっ…」 ビクビクと大きく震えながら… 敢えなく僕は、そのままイってしまった… カシャッ… 僕の股間が、じわっと濡れていくのを見て、サエゾウは満足そうに、ふふんと笑いながら…ようやく僕の両腕を解放した。 「あーあ、また乾くまで帰れないな…」 そう言いながら立ち上がったシルクは、僕の足元に跪くと、僕のズボンを脱がせていった。 「うわーやられたー!」 ハッとした表情で、サエゾウが叫んだ。 「カオル置いてかせる伏線だったのかー」 「サエが勝手にやったんだろ」 何でも無いような表情で、シルクはしれっと言いながら…脱がせた僕のズボンと下着を持って、洗濯機の方へ行ってしまった。 「やるな…」 「さすが、手強いですね…シルクさん」 「もうー…悔しいから今のうちに、もっとカオルで遊んでやるー」 サエゾウは言いながら…下半身丸出しで、脱力して項垂れている僕の前に立った。 「可哀想だから、サエに良いもの貸してあげようか」 ハルトが言った。 「良いものってなーにー?」 ハルトは、自分のカバンの中から…口紅のパレットと筆を出してきた。 「あっ…それ…」 ショウヤが思わず声を上げた。 「これで、塗ってあげると…すごく可愛くなるよ」 ハルトはそれを、サエゾウに渡しながら…ニヤッと笑った。 「口にー?」 「色んな口に…」 「…!」 それを聞いたサエゾウの目が、キラーンと輝いた。 あーハルトさん… 何て事を… 僕は、力無く…若干怯えた目でサエゾウを見上げた。 「よっしゃー」 言いながらサエゾウは、僕のシャツを思い切り脱がせると…僕の両腕を椅子の後ろに回して、そのシャツで縛り付けた。 「…っ」 完全に全裸の状態で、椅子に拘束された僕を見下ろして、サエゾウは、その…ハルトに渡された口紅のパレットと筆を構えた。 「上手く塗れるかなー」 「何なら…俺も一緒に塗っていい?」 言いながら、ハルトは、もう1本筆を取り出した。 「いーよー」 そしてハルトは、筆に色を取ると…慣れた手付きで、僕のくちびるにそれを塗った。 「…んっ…」 いつものメイクのときのように塗る…って言うより、その筆で、くちびるを愛撫するような筆使いに…僕のくちびるは、小刻みに震えた。 「またスゴくヤらしい事になりそうですねー」 呟きながら、ショウヤはカメラを構えた。 「さすがハルト上手いー」 「サエは、そこを塗ってあげて」 「そこってー?」 「その…尖ったピンクのとこ…」 「あーここー?」 言いながらサエゾウの筆が、僕の乳首に触れた。 「はあぁっ…あ…」 僕はまた震え上がった。 サエゾウは、不器用な手付きで…そこを塗る…というか、筆で突いていった。 「んあっ…あ…あっ…」 僕はビクビクと身体を震わせた。 「上手く塗れなーい」 「大丈夫…あんまり上手く無い方が都合いいから…」 「あーなるほど、ホントだー」 そう言ってサエゾウは…再びビクビクといきり勃った僕のモノを見て、満足そうにニヤッと笑った。

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