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ウチで打上げ(3)

「あとは、今日頑張った皆さまに、カオルがご奉仕する時間だからー」 サエゾウが言った。 いや僕も十分頑張ったと思うんですけど… 「俺はお手伝いでいいからねー」 しれっと言いながらサエゾウは…僕の腕を引っ張ると…また奥の部屋に連れて行った。 「誰か脱がせたい人いるー?」 「…!」 向こうで4人が、 目を爛々と輝かせて…揃って手を挙げていた… バカなのか… 「ジャンケンだな…」 「あみだにするか」 「いや…いっそ皆で脱がすか」 「そしたら撮りたくなっちゃうじゃないですか…」 「……」 「わかったー俺が撮っといてあげるー」 サエゾウはそう言って、自分のスマホを取りに行った。 「はいよー」 そしてサエゾウは、僕に向かってスマホを構えた。 「安心してショウヤも脱がしてー」 「…」 もう何が安心なんだか… しかし、そんなわけで安心したショウヤも含めた4人が、揃って僕のそばへにじり寄ってきた。 僕はまたうっかり…若干怯える目になってしまった。 「あーあ…またそそる顔して…」 「カオルちゃん…可愛いね」 「めっちゃエロいです!」 「しかも…自分んちだしな…上がるだろ?…色々」 「…っ」 シルクのその言葉に…僕の胸に寒気が貫いた。 「あっ…」 次の瞬間…僕はカイに押し倒され、頭の上からしっかり両手を掴まれてしまった。 「何なら…切っちゃってもいいからね…これ」 ハルトさん… 何て余計な事言うんですかー!? 「マジか…」 「カオル、ハサミどこ?」 「…っ」 そんなん…教えるわけ無いじゃないですかっ… 僕は大きく首を横に振った。 「俺が持ってる」 ハルトはそう言って、自分の荷物の中から、ハサミを取り出してきた。 「ほら、いいよ…ショウヤ…」 ハルトはそれを、ショウヤに渡した。 「…ホントに…いいんですか?」 「うん」 「…っ」 僕は更に怯える目で、ショウヤを見上げた。 彼の目が…段々とヤバい感じになってきた… スイッチ…入っちゃったか…??? そしてショウヤは、ハサミを掲げると… 完全にヤバい表情になって、ニヤッと笑った。 そして彼は…僕の衣装の…胸ぐらを掴んだ。 ジャキッ… ああ… 「もう1個ハサミ見〜っけ」 言いながらシルクが… まさかのキッチンバサミを取り出してきた。 あーもう… そんなものを、こんな事に使っちゃダメだって… 僕の心の声に構わず、シルクは、僕の衣装の肩の辺りを摘んで、ハサミを入れてきた。 「…っ…んんっ…」 ジョキジョキと… 2人のハサミが進む音が響いた。 「音だけでも、やらしいな…」 上からカイが、舌舐めずりをしながら呟いた。 下に回ったハルトは…僕の足を撫でながら、少しずつスカートを捲り上げていった。 「…んんっ…はぁっ…」 そんな両方からの、いやらしくじわじわとした刺激に…僕の身体は、徐々に熱を帯び…勝手にビクビクと震えた。 「ヤバっ…えっろ…」 切り刻んだ衣装の隙間から、乳首が露わになったのを見て…サエゾウは、ゴクンと唾を飲み込みながら呟いた。 「可哀想で…エロくて…たまんないです…」 ショウヤはハァハァと息を上げながら… 既に硬くなったその乳首の尖に、指を這わせた。 「はあっ…あっ…」 僕は…身体を仰け反らせるように、大きく震えた。 そのうちに、肩からハサミを入れていたシルク側の乳首も露わになってしまった。 「こっちはコレでツツいてみるか…」 言いながらシルクは… その尖にハサミをそっとあてた。 「ふああっ…ああっ…」 その、冷たい感触に…僕は更に大きく震えた。  「ショウヤ…ハサミ貸して」 ハルトはそう言って、ショウヤからハサミを受け取ると…衣装のスカートの裾から、僕の股間に向けて…ジョキジョキと切り裂いていった。 「はああっ…あっ…あ…」 「あー…もう出ちゃったか…」 その切れ目から、僕のモノが露わになるのとほぼ同時に… 僕は、敢えなく愛液を吐き出してしまった。 「しょうがないよな…そんな責め方されたら」 そう言ってカイは…僕の頭の上から顔を近付けると…僕のくちびるを、いやらしく舐めるように塞いだ。 「ん…んん…ん」 「またすぐ勃っちゃいそうだね…」 言いながらハルトは、僕の両足を広げると…今イったばかりの僕のモノに舌を這わせた。 「4人で寄ってたかって…ヤラしいなー」 サエゾウの息も上がっていた。 「めっちゃ気持ち良さそうな顔んなってるけどー」 「…んん…ん…」 実際の所…僕は死にそうに気持ち良かった… 両乳首を指とハサミで愛撫され…口をカイに責められ…ハルトに舐められる僕のモノは、またすぐにビクビクと脈を打ち、いきり勃っていった… 「早く挿れてやんないと、逝っちゃうよ…」 シルクがしれっと言った。 「だな…ショウヤ、その、ヤバいスイッチが切れないうちに挿れてやれよ…」 そう続けたハルトは、僕のモノから手を離した。 「…はい」 ヤバいスイッチショウヤは…素直に頷くと、僕の乳首から指を離して、ハルトと場所を入れ替わった。 そして息を荒げながら…既に開かれた僕の両足を、しっかりと掴んだ。 「いっぱい…イかせてあげます…」 いつになく低音ないやらしい声で、そう囁いたショウヤは…自分のモノを、僕の中にグリグリとねじ込んだ。 「はあぁっ…ああ…」 それはまさに…僕の中をピンポイントで刺激してきた。 「皆に弄られてる…カオルさんの中…スゴい…ビクビク…締め付けてる…」 「…んっ…はぁっ…あっ…」 「スゴく…気持ち…いいんですね…」 「…っ…んんっ…」 そんなスイッチショウヤのいやらしい台詞も手伝って…僕の快感の荒波は、途切れる事が無かった。 「ああっ…カオルさ…ん…はああっ…あっ…」 また、僕より派手に声を上げながら…ショウヤは取り憑かれたように、激しく腰を揺らした。 ほどなく大きく身体を震わせた彼のモノから… 僕の中に、生温かい液が吐き出された。 「……」 僕は既に… 何も考えられないくらいに、朦朧としていた。

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