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あっちの2人の知り合い(3)
「…ん…んんっ…」
最初はちょっと驚いて、若干動揺はしたものの…ユウマに激しく口付けられるうちに…持ち前のエロ体質なサエゾウは、段々とボーッとしてきてしまった。
ユウマがゆっくり口を離したときには…すっかり身体の力が抜けて…ユウマ目線からの、いわゆる美味しそうな顔に…なってしまったに違いなかった。
「ごめんね…我慢出来なかった」
「…」
「嫌だった?」
「…嫌じゃあないです…ユウマさんならー」
それから2人は…黙って手を繋いだ。
「行こうか…サエんち…」
「…」
コクンと頷いたサエゾウは…ユウマの手を引いて立ち上がった。
そしてまた…2人はサエゾウの家に向かって、夜道をゆっくり歩いていった。
部屋に入って、鍵を閉めた途端…まるで、いつもサエゾウが僕にそうするように…ユウマはサエゾウの身体をギューッと抱きしめた。
「…サエ…」
「…っ」
彼はまた、サエゾウに口付けた。
「…ん…んっ…」
2人が激しく舌を絡め合う音と、たまに漏れる喘ぎが…暗闇に、いやらしく響いた。
ようやく口を離れたユウマは、囁くように言った。
「ベッドは…どこ?」
「…」
サエゾウは黙って彼の手を引いて、部屋の奥へと誘った。
そして2人は…電気もつけないまま…そのままベッドに、ドサッとなだれ込んだ。
「ユウマさ…んっ…」
再びユウマは、サエゾウの口に、自分の舌を突っ込んだ。
「んん…んっ…ん…」
容赦なく口の中を掻き回され…サエゾウは、ビクビクと震えながら、必死にユウマの背中に両腕を絡めた。
口を離れた彼は、サエゾウの着ていたパーカーのチャックを下ろすと…それを両側に広げた。
そして、その下のシャツを…ジリジリと捲り上げていった。
「…んんっ」
「あの頃も…ずっと、こうしたかったんだ…」
囁くように言いながら…ユウマは段々と息を上げていった。
ほどなく、サエゾウの両方の乳首が露わになった。
「は…あっ…」
そんなにされて…
もう既に…後戻り出来ないレベルに達してしまっていたサエゾウは…もっといくらでもヤって欲しい気満々な、エロい表情でユウマを見上げた。
「やば…サエ、めっちゃ可愛い…」
そう言ってユウマは、サエゾウの両方の乳首に指を這わせた。
「あっ…ああ…」
サエゾウは、ビクビクと震えながら声を上げた。
「気持ちいいの…?」
「はあっ…ん…」
サエゾウが小さく頷いたのを見ると…ユウマは、貪るように、片方の乳首に吸い付いた。
「あああっ…ユウマ…さ…ん…」
更に彼を挑発するように、声を上げるサエゾウの乳首を…ユウマはいつまでも愛撫し続けた。
「…ヤバ…い…もっと…欲しい…」
「…っ」
それを聞いたユウマは…バサッと身体を起こすと、サエゾウのズボンに手をかけた。
「もっと…してもいいの?」
「…ん」
サエゾウは、震えながら頷いた。
ユウマは、息を上げながら…サエゾウのズボンを、一気に下着ごと脱がせた。
露わになった、サエゾウのいきり勃ったモノを見て…ユウヤは更に息を荒げた。
彼はそっと、その尖に指を這わせながら続けた。
「俺のせいで…こんなんなったの…?」
「…んんっ」
「濡れちゃってるけど…」
言いながら彼は…そこをペロッと舐めた。
「ふああっ…ああっ…」
サエゾウは大きく震えて、身を捩った。
「こっちも…大丈夫なの?」
そう言ってユウヤは…指を、サエゾウの秘部に滑らせていった。
「んん…んっ…」
そしてその指を…少しずつ探るように差し込んだ。
「はああっ…あっ…」
「全然大丈夫そうだね…」
グリグリとそこを弄られて…サエゾウは更にビクビクと震えていた。
「もしかして…カイに、挿れられたりしてんの…?」
「…」
そう訊かれて…サエゾウは、そっと目を開けてユウマを見上げると…小さく頷いた。
いや…もっとケダモノのように『挿れる』ケースの方が、めっちゃ多いですけどー
「やっぱそうなんだ…」
「はああっ…」
少し悔しそうに呟いたユウマは…更に指を深く突き刺した。
サエゾウは再び…ビクビクと身悶えて目を閉じた。
「でも今日は…俺がもらう…」
そう言ってユウマは、そこから指をスッと抜いた。
そして、自分のズボンを脱ぎ捨てると…サエゾウの両足を、大きく開いた。
「んん…あっ…あああ…」
ユウマのいきり勃ったモノが…サエゾウの中に、グイグイとねじ込まれた。
奥まで到達するが早いが、彼はそれを…何度も激しく抽挿させた。
「はあ…あっ…あ…」
激しく突かれる度に…サエゾウはビクビクと震え、声を上げた。
突きながらユウマは…いきり勃ち、滴れるほどに濡れたサエゾウのモノを…そっと握った。
「はああっ…あっ…ああーっ…」
「はぁ…あっ…サエ…」
ほどなくユウマは、大きく身体を硬直させると…サエゾウの中に吐き出した。
ほぼ同時に…サエゾウのモノからも、愛液が噴き出した。
「はぁ…はぁ…」
「…はぁ…はぁ…」
お互いに…彼らは肩で息を上げた。
余韻に浸るサエゾウは…薄ら笑みを浮かべて、ユウマを見上げた。
その途端…彼はサエゾウにガバッと覆い被さると…そのまま彼をギューッと抱きしめた。
「…」
「サエ…」
「…」
自分の肩に顔を埋めるユウマを感じながら…
サエゾウは…
そこで初めて、少しだけ後悔した。
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