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そーいうプレイ(1)
「俺が撮っといてやるよ」
ハルトは、自分のスマホを構えた。
サエゾウに押し倒されたショウヤが…カイとシルクも加わっての、3人に見下ろされる図を…ピピッと写真に収めながら、ハルトは続けた。
「大好きなトキドルの3人にヤられるって…どんな気分?」
「…っ」
それを聞いたショウヤの目が、大きく見開いた。
「……っ」
その言葉と、そのシチュエーションは…
うっかり僕の胸までをもゾクゾクとさせた。
シルクが、いつも僕にそうするように…ショウヤの両手を頭の上に上げさせて、ガッチリと押さえつけた。
「勝手にイチバンにヤったお仕置きだからねー」
そう言ってサエゾウは、ショウヤのシャツのボタンを外しながら…その胸元に、いやらしく指を這わせていった。
「はあっ…あっ…ごめんなさい…」
ショウヤは、身体をビクビクと震わせながら言った。
足元にしゃがみ込んだカイは…容赦なく、ショウヤのズボンに手をかけた。
「いや…あっ…はああっ…」
「…っ」
3人に寄ってたかって身体を弄られながら…よがり震え、声を上げるショウヤの姿が…嫌でも僕の目に入ってきた。
露わになった彼の乳首を、サエゾウが舌でペロペロと舐めた。
「ああっ…あーっ…いやっ…」
「いや?…むしろすごい濡れて…ビクビクしちゃって喜んでるけど?」
ズボンを脱がせたカイが、露わになった彼のモノの尖に…指を這わせながら言った。
「はああっ…ああっ…」
ビクビクと痙攣するように震えるショウヤのモノは、まさに、面白いようにいきり勃っていた。
「…っ」
そんな光景を目の当たりにしながら…
僕は、身体の芯が、勝手に熱く疼いていくのをどうする事も出来なかった。
「出ちゃいそうだな…」
カイは、そのいきり勃ったモノを…スリスリと扱いた。
「あーっ…はああっ…」
腕を押さえていたシルクは、そのショウヤの喘ぎを遮るように…彼の口に指を突っ込んだ。
「ん…うう…んっ…」
「ショウヤ、エロいー」
いやらしく言いながら、サエゾウは彼の乳首を責め続けていた。
「…」
ホントに…エロい…
3人に激しく愛撫されながら、顔を歪めてビクビクと震えるショウヤから…僕は目が離す事が出来なかった。
僕の身体は…更に熱さを増した。
「んんっ…んんんーっ…」
口を塞がれたまま…ショウヤが吐精した。
「…っ」
その瞬間…僕の胸に、ゾワゾワと寒気が走った、
それは…僕の身体の火照りに、更に輪をかけ…下半身の鼓動を、勝手にズンズンと激しくさせていった。
「誰から挿れるー?」
「いーよ、カイが挿れろよ」
ショウヤの身体を拭いていたカイは…ニヤッと笑いながら、ズボンを膝まで下ろすと、彼の両足を大きく開いた。
「じゃあ俺は口に挿れるー」
サエゾウはそう言って、ズボンを脱ぎ捨てると…ショウヤの首元に跨った。
「…んんっ…んっ…」
ほどなくショウヤは、上下の口を塞がれてしまった。
2人は容赦なく、それぞれ自分の悦いように腰を揺らした。
「んっ…んんっ…」
激しい息遣いと、いやらしい音が響いた。
「…はぁ…はぁ…」
僕の息も上がっていた。
いつの間にか僕の身体は、また…まるであの薬を飲まされたときのように、居ても立っても居られない状況に陥っていたのだ。
ショウヤの横に回ったシルクが…片手で彼の乳首を転がしながら、もう片方の手で、彼のモノを握った。
そして、ニヤッとしながら、僕の方をチラッと見た。
「…っ」
シルクと目が合った途端、僕の身体に…まさに今、ショウヤと同じ事をされている感覚が、じわじわと湧き上がってきた。
熱く興奮状態に陥った身体に…その妄想の刺激が幾重にも重なって…
いつの間に、何処からともなく湧き上がった快感の波が、身体中を侵食し…それは、僕のモノに集中した。
それは…言ったら、LIVEの最中と同じだった。
彼らの演奏に愛撫され、絶頂に突き上げられてしまうように…今僕は、ショウヤが犯される光景を目の当たりにする事で、突き上げられてしまったのだ。
「…はあっ…あ…んんん…っ」
ああ…
せっかく着替えたのにな…
ボーッとした頭のどこかで、そんな事を考えながら…
カイとサエゾウが、ショウヤ目掛けて吐き出し…シルクの手によってショウヤが2度目の吐精に至ったとき…
僕は、誰に触れられるでもなく…
ひとりで勝手にイってしまったのだった。
「ショウヤ…」
シルクが囁くように言った。
「エロいお前を見て…カオルがイっちゃったぞ」
「…っ」
ショウヤは息を上げながら…顔を僕の方に向けた。
「マジか…」
「ホントにー?」
カイとサエゾウも、僕の方を見た。
「そんなに思惑通りにいくとは思わなかったな…」
言いながらシルクは、クスクスと笑った。
「……」
身体を拭きながら、余韻に浸る彼らを見ながら…僕は、何とも情けなく恥ずかしい感じで、そのままそこに横たわっていた。
「いい画が撮れたよ…」
ハルトの構えたスマホが…
いつの間にか僕の方に向けられていた。
「2人同時にイっちゃった瞬間ね」
「……」
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