366 / 398

そーいうプレイ(1)

「俺が撮っといてやるよ」 ハルトは、自分のスマホを構えた。 サエゾウに押し倒されたショウヤが…カイとシルクも加わっての、3人に見下ろされる図を…ピピッと写真に収めながら、ハルトは続けた。 「大好きなトキドルの3人にヤられるって…どんな気分?」 「…っ」 それを聞いたショウヤの目が、大きく見開いた。 「……っ」 その言葉と、そのシチュエーションは… うっかり僕の胸までをもゾクゾクとさせた。 シルクが、いつも僕にそうするように…ショウヤの両手を頭の上に上げさせて、ガッチリと押さえつけた。 「勝手にイチバンにヤったお仕置きだからねー」 そう言ってサエゾウは、ショウヤのシャツのボタンを外しながら…その胸元に、いやらしく指を這わせていった。 「はあっ…あっ…ごめんなさい…」 ショウヤは、身体をビクビクと震わせながら言った。 足元にしゃがみ込んだカイは…容赦なく、ショウヤのズボンに手をかけた。 「いや…あっ…はああっ…」 「…っ」 3人に寄ってたかって身体を弄られながら…よがり震え、声を上げるショウヤの姿が…嫌でも僕の目に入ってきた。 露わになった彼の乳首を、サエゾウが舌でペロペロと舐めた。 「ああっ…あーっ…いやっ…」 「いや?…むしろすごい濡れて…ビクビクしちゃって喜んでるけど?」 ズボンを脱がせたカイが、露わになった彼のモノの尖に…指を這わせながら言った。 「はああっ…ああっ…」 ビクビクと痙攣するように震えるショウヤのモノは、まさに、面白いようにいきり勃っていた。 「…っ」 そんな光景を目の当たりにしながら… 僕は、身体の芯が、勝手に熱く疼いていくのをどうする事も出来なかった。 「出ちゃいそうだな…」 カイは、そのいきり勃ったモノを…スリスリと扱いた。 「あーっ…はああっ…」 腕を押さえていたシルクは、そのショウヤの喘ぎを遮るように…彼の口に指を突っ込んだ。 「ん…うう…んっ…」 「ショウヤ、エロいー」 いやらしく言いながら、サエゾウは彼の乳首を責め続けていた。 「…」 ホントに…エロい… 3人に激しく愛撫されながら、顔を歪めてビクビクと震えるショウヤから…僕は目が離す事が出来なかった。 僕の身体は…更に熱さを増した。 「んんっ…んんんーっ…」 口を塞がれたまま…ショウヤが吐精した。 「…っ」 その瞬間…僕の胸に、ゾワゾワと寒気が走った、 それは…僕の身体の火照りに、更に輪をかけ…下半身の鼓動を、勝手にズンズンと激しくさせていった。 「誰から挿れるー?」 「いーよ、カイが挿れろよ」 ショウヤの身体を拭いていたカイは…ニヤッと笑いながら、ズボンを膝まで下ろすと、彼の両足を大きく開いた。 「じゃあ俺は口に挿れるー」 サエゾウはそう言って、ズボンを脱ぎ捨てると…ショウヤの首元に跨った。 「…んんっ…んっ…」 ほどなくショウヤは、上下の口を塞がれてしまった。 2人は容赦なく、それぞれ自分の悦いように腰を揺らした。 「んっ…んんっ…」 激しい息遣いと、いやらしい音が響いた。 「…はぁ…はぁ…」 僕の息も上がっていた。 いつの間にか僕の身体は、また…まるであの薬を飲まされたときのように、居ても立っても居られない状況に陥っていたのだ。 ショウヤの横に回ったシルクが…片手で彼の乳首を転がしながら、もう片方の手で、彼のモノを握った。 そして、ニヤッとしながら、僕の方をチラッと見た。 「…っ」 シルクと目が合った途端、僕の身体に…まさに今、ショウヤと同じ事をされている感覚が、じわじわと湧き上がってきた。 熱く興奮状態に陥った身体に…その妄想の刺激が幾重にも重なって… いつの間に、何処からともなく湧き上がった快感の波が、身体中を侵食し…それは、僕のモノに集中した。 それは…言ったら、LIVEの最中と同じだった。 彼らの演奏に愛撫され、絶頂に突き上げられてしまうように…今僕は、ショウヤが犯される光景を目の当たりにする事で、突き上げられてしまったのだ。 「…はあっ…あ…んんん…っ」 ああ… せっかく着替えたのにな… ボーッとした頭のどこかで、そんな事を考えながら… カイとサエゾウが、ショウヤ目掛けて吐き出し…シルクの手によってショウヤが2度目の吐精に至ったとき… 僕は、誰に触れられるでもなく… ひとりで勝手にイってしまったのだった。 「ショウヤ…」 シルクが囁くように言った。 「エロいお前を見て…カオルがイっちゃったぞ」 「…っ」 ショウヤは息を上げながら…顔を僕の方に向けた。 「マジか…」 「ホントにー?」 カイとサエゾウも、僕の方を見た。 「そんなに思惑通りにいくとは思わなかったな…」 言いながらシルクは、クスクスと笑った。 「……」 身体を拭きながら、余韻に浸る彼らを見ながら…僕は、何とも情けなく恥ずかしい感じで、そのままそこに横たわっていた。 「いい画が撮れたよ…」 ハルトの構えたスマホが… いつの間にか僕の方に向けられていた。 「2人同時にイっちゃった瞬間ね」 「……」

ともだちにシェアしよう!